旅のヒント
vol.45
もくじ
さまざまな海外旅行先の中でも「リピーター率」が高いハワイ。訪れる度に新しい発見がある楽園ですが、何度も訪れるうちに「滞在中に必ず立ち寄りたい場所」や「ハワイへ行ったら絶対会いたい人」ができてくるのも、ハワイ旅行の醍醐味です。 久しぶりに訪れるハワイで「ただいま」「おかえりなさい!」と笑顔で声を掛け合える場所ができたら、旅の楽しみも倍増しそう。そこで今回は、地元でも大人気の“日本人オーナーがいるお店”をご紹介します。タイムシェアのお部屋を拠点に、自分だけの「いきつけショップ」を見つけて、ハワイ滞在をより思い出深いものにしてみませんか。今回はオアフ島のおすすめのお店をご紹介します。
オアフ島のファーマーズマーケットで出会う、素敵ご夫婦の手作りキャラメル
ハワイの素材にこだわり、ていねいに手作りされるキャラメルが話題の「スイートブラウンハワイ」。オーナーは、スティーブさん&ルイコさんという素敵なご夫婦です。
もともとお菓子作りが趣味だったスティーブさんが、アメリカ本土のファーマーズマーケットで、とある手作りキャラメルに出会い、その美味しさに感動。パティシエとして活躍している弟さんとレシピを生み出し、ハワイでオリジナルキャラメルを作り始めたのが最初なのだそうです。
現在は、シーソルト、100%コナコーヒー、パイナップルなど全9種のフレーバーを製造・販売。ソルトからコーヒー、マカダミアナッツなど、素材はできる限りハワイ産を使用。キャラメルはもちろん可愛らしい箱までもメイド・イン・ハワイというこだわりようです。
口に入れたとたん、甘くとろけてじんわりハワイを感じられる…アロハが詰まった優しい口当たりのキャラメルに魅了され、お土産やギフトに購入する人が続出。さらに、お二人の仲睦まじく温かい雰囲気や楽しいおしゃべりに癒やされる人も多く、地元はもちろん旅行者にもリピーターが増えています。
「できるだけ素材の味を感じてもらえるキャラメルをお届けしたい。ハワイの恵みに感謝して、協力し合える地元のベンダーさんたちにも感謝を込めて。そしてなにより、私達を応援してくれるお客様がいてくださることがありがたいです。直接何度も会いに来てくれる方とは、名前で呼び合ったりオンラインでのやりとりが続くことも。いつでも、気軽に日本語でお声がけくださいね」とルイコさん。
ワイキキの、インターナショナル・マーケットプレイスで毎週木曜の夕方開催されている「マヒクファーマーズマーケット」に出店中なので、ぜひお二人に会いにいってみてください。また不定期で、その他のファーマーズマーケットにも出店されることがあるので、インスタグラム(@sweetbrownhawaii)で確認を。
いつだって、最高の笑顔で迎えてくれます。
Sweet Brown Hawaii Caramel(スイート・ブラウン・ハワイ・キャラメル)
https://sweetbrownhawaii.com/
ハワイの味「ポケ」は遠出してでも行列のできるマノアの大人気店で
ハワイのローカルフードの代表選手ともいえる、ポケ。マグロやサーモンなどの刺し身をお醤油やごま油で味付けをした「漬け」のような料理、ポケ専門店の中でも人気を集めているが、マノアにある「オフ・ザ・フック・ポケマーケット」。11時の開店と同時に、お店の前に行列ができるほどの人気です。
実はこちらのお店、和食調理の経験豊富なトモキさんという日本人がオーナー。毎朝4時頃に市場へ出向き、まるごと仕入れてくる大きなマグロ(アヒ)を、そのままさばいてポケにするこだわりのお店。だから、とにかく新鮮で美味しい。スパイシー・アヒやコールド・ジンジャー・アヒなど、種類も豊富です。
ポケ丼は、白米、玄米のほかに「酢飯」が選べるのも特徴的。ハワイのソウルフードに、日本的なお寿司のエッセンスが加わることで、新しい風味が生まれます。この特別な味を求め、何度も通いたくなる人が多いというのもうなずけます。
共同経営者であるJPさんも、日本語が堪能。「こだわりの新鮮なポケ、ぜひ味わってみてください!毎日、市場で仕入れた分の魚をさばいて提供しているので、遅い時間になると売り切れてしまうこともあるんです。できれば早めにおいでくださいね。日本の皆さんにお会いできるのを心から楽しみにしています」
と日本語でメッセージもいただきました。
JPさん、実はミュージシャンでもあるんです。日本では、あのMisiaさんのプロデュースをしていたこともあり、業界ではその名を知られる有名人。こんな出会いがあるのも、ハワイならではかもしれません。
ワイキキから車で約15分のマノア。お店の並びには、フォトジェニックな緑のスターバックスもあるので、ついでに立ち寄ってみるのもおすすめです。
Off the Hook Poke Market(オフ・ザ・フック・ポケ・マーケット)
https://www.offthehookpokemarket.com/
上質な水着はハワイで現地調達。頼れる日本人オーナーに相談して選ぶべし
ワイキキの東側、モンサラット通りは、ダイヤモンドヘッドを見ながら散策するのにもちょうどいいエリアです。
日本人オーナー・カズサ・フラナガンさんが営む「プアラニ・ハワイ・ビーチウェア」は、この通り沿いにあるお店。2018年1月にオープンしました。
プアラニは、ハワイ島出身のサーファーであるイヴァラニ・イザベルさんが生み出したオリジナルのスイムウェアブランド。ウォーター・スタント・ウーマンとしても活躍していたイヴァラニさんが、サーフィンしてもずれない機能性や長く使える耐久性にこだわって作り上げた特別な水着です。
さらにデザインもオシャレな上、どんな体型の人にもフィットするという、優秀なビーチウェア。その魅力がクチコミで広がり、アメリカ本土はもちろん、海外からわざわざ訪れるというお客様も多いそうです。
実はカズサさん、2009年に乳がんと診断され、治療時に両胸を全摘された経験を持っています。「もう水着なんて着られない」と気持ちが落ち込んでいたときに出会ったのが、プアラニの水着。半信半疑で試着してみると、本当に違和感がなく「これならまた海へ行けるかも!」という気持ちになったと言います。
ご自身の経験も踏まえて、プアラニの水着を信頼し、心から愛しているカズサさん。自分に合うスイムウェアが見つからずに悩んでいる人には、是非この魔法の水着を試してみてほしい。そんな思いが溢れるショップには、もの凄い数の水着が揃っています。
「水着選びに関する具体的な相談はもちろん、さまざまなお話をしながらプアラニやハワイの良さをお伝えしています。日本の方は、体型について悩む方が多いけれど、それぞれに合うスイムウェアが必ずあるし、考え方がポジティブになるだけでも全然違うんです。ハワイでの時間を楽しく笑顔で過ごしてもらえるように、私がお手伝いできることがあれば嬉しいです。みなさんも、ぜひお店へ遊びに来てくださいね」
太陽のような明るい笑顔に会いたくて…と、日本からのリピーターが多いのも納得です。
パンデミック中は、定期的なインスタライブなどで日本のお客さんたちとの交流も続けていたカズサさん、今後はまた、多くの方がハワイへ戻ってきてくれることが本当に楽しみ!とニコリ。
ショップではローカルアーティストの作品なども扱っているので、ハワイ好きな方に喜ばれるお土産も見つかりそう。モンサラット通りにはお洒落なカフェも多いので、ぜひゆっくり散策してみてはいかがでしょうか。
Pualani Hawaii Beachwear(プアラニ・ハワイ・ビーチウェア)
https://pualanibeachwear.com/
カイルアまで行く価値あり!繊細な手作りジュエリーに魅せられて
オアフ島東に位置する話題のエリア・カイルア。ワイキキからは車で20~30分ほどの場所ですが、話題のショップやレストラン、美しいビーチなどが人気です。
そのカイルアにあるジュエリーショップが「レイナイア」。日本人オーナー&デザイナーのマキさんが一人で営むかわいらしいお店です。
もともとは、かわいいワーゲンバスをそのままショップにして手作りジュエリーを販売していたのですが、あまりの人気に実店舗を構えたのが2018年。店内の壁画は、なんとマキさんご本人が描いたものだというから、その多才ぶりに驚きます。
店内のジュエリーは、デザインから制作まで、マキさんが1人で行っています。
中でも目を引くのが、繊細なワイヤーワーク。細いワイヤーを、手作業で緻密に曲げながら作り上げていく様がなんとも素晴らしい。モンステラやフラガールなど、手作りならではの世界にひとつだけのジュエリーには、ハワイ、アメリカはもちろん、日本からのファンもとても多いのです。
最近人気なのは、自然のお花を乾燥させて丁寧にコーティングしたジュエリーです。ブーゲンビリアやプルメリアなど自然の美しさを、そのままジュエリーに活かせないかと考えて作り始めたそう。
「咲いているお花を摘むことはしたくないので、落ちている中できれいな状態のものを選んで使うようにしています。乾燥にもコーティングにも、そしてチェーンなどを作るにもとにかく時間がかかりますが、ハワイの美しさを皆さんに身に着けてもらえるようにひとつずつ手作りしています」とマキさん。
花びらの自然の形や色味はそれぞれ違うので、できあがるジュエリーもすべて「世界にひとつ」の作品。気の遠くなるような作業を繰り返してハンドメイドされるジュエリーだからこそ、その魅力は計り知れません。
また、マキさんはビーチクリーンアップの活動もしていて、ビーチで拾ったゴミ(マイクロプラスチップ)を使ったエコなジュエリーなども制作しています。その売上の一部は、ビーチクリーンの活動資金に充てているそうです。そういった彼女の想いやライフスタイルに共感するファンも多く訪れています。
「これからも、日本からたくさんの方をお迎えできたら嬉しいです」と話すマキさんのお店は、最近話題のエコショップ「プロテア・ゼロ・ウェイスト・ストア」のお隣。パーキングには、ベビーピンクのワーゲンバス、ロージー号も待っています!
Leinai’a(レイナイア)
https://www.leinaia.com/
関連記事
「マラマハワイ」で、心豊かに旅するハワイ
―――――――――――――――――――――――――――――――
ヒルトングランドバケーションズのオアフ島のリゾート
ホクラニワイキキ・ヒルトングランドバケーションズ
―――――――――――――――――――――――――――――――
旅行先に「行きつけのお店」があると、その瞬間がさらに思い出深く豊かなものになります。単に買い物をするだけでなく、久しぶりに互いに顔を見て話をしたり、記念写真を撮ったり、そこにしかないオリジナルアイテムを楽しんだり。ハワイの人たちも、そんな出会を心から楽しみにしているのです。
大好きなハワイだからこそ、ふらりと立ち寄って気軽に挨拶できるような自分だけの場所を、あらためて見つけてみませんか。
そんなハワイのロングステイにもおすすめなのがヒルトングランドバケーションズのタイムシェア。
毎年ハワイを訪れるリピーターにもこれからハワイを楽しみたい方にも新しい旅のスタイルを発見できるかもしれません。
ハワイ滞在中なら実際にリゾートを見学することもできますよ。
選べるヒルトングランドバケーションズのハワイのリゾートは▼こちら▼から!
◉オアフ島のリゾート
◉ハワイのリゾート
◉マウイ島のリゾート