スヌ子の簡単おもてなし術ハワイ流ファミリーパーティー
vol.09

もくじ
こんにちは。スヌ子こと稲葉ゆきえです。思いがけないコロナ禍。家にいる時間が増えたことで、身のまわりを整えて機嫌よく暮らしたい、時には思いっきり気分転換もしてみたいと願うようになった方も多いのではないでしょうか。今回は、自由に旅を満喫できるようになるまでの間、ハワイや沖縄へ訪れたときのようにおうちでリゾート気分を満喫し、心を旅気分にいざなうテーブルコーディネートや簡単レシピをご提案します。
まずは配色を決めることから
バカンスへ行ったときの、ゆったりしつつも気分が高揚する情景を振り返ってみてください。思い浮かぶのは何色でしょう?
建築用語などでは、カラースキーム=色彩計画という言葉があります。
色のもつ心理的、物理的効果を活用し、めざすイメージに近づける方法です。
南国風なら、彩度が高く、植物や太陽の光を想起できる色を選ぶといいですね。
といっても漠然としているので、私の場合、リゾート風インテリアの写真を見たり、実際にあるプロダクトからテーマカラーを決めています。

今回はこのペーパーナプキンから、まろやかなグリーンとイエローの2色をメインにしよう!と決めました。
にぎやかな多色づかいはバランスを取ってまとめあげるのが難しいので、メインの色は2色までにすると失敗がありません。
自然素材をテーブルまわりに取り入れて

色調を決めたら、それを際立たせる小物をテーブル上にあしらいます。
さまざまな色から選べるキャンドルは、メインカラーの印象を後押しできる便利な小物。
ゆらめく炎も、ドラマティックなバカンス気分を盛り上げてくれます。食器は、ベーシックな白が万能。
そこに、ほどよい抜け感を作る色ガラスをプラスしてニュアンスを添えました。

そして、プレースマットやクロスなどにラフィアやラタンなどの自然素材を選んで素朴なアクセントを加えれば、一気にリゾート風に!
さらに、生花やグリーンでいきいきとした華やかさを。ハイビスカスなどのいわゆるトロピカルなお花でなくても、色調がリンクしていれば大丈夫。
旅先で拾った貝殻など、ハワイや沖縄といった南国の思い出をさりげなくあしらっても楽しいです。

お料理は、気負わずサッとできるもので

バカンスはリラックスムードが何より大切。お料理もがんばりすぎず、例えば、盛り付けるだけのフルーツ、混ぜるだけサラダ、焼くだけメインディッシュなど〝だけだけ〟クッキングがおすすめ。
今回作ったのは以下の2つ。簡単で美味しいので、ぜひお試しになってみてください。
海老とアボカドのサラダ

作り方
01 むき海老は、白ワインを入れたお湯でボイルします。
02 01と刻んだアボカドを、マヨネーズとライムの汁であえ、塩こしょうで味を調えたら、市販のフライドオニオンを散らしてできあがり。
マリネチキンと野菜のオーブン焼き
作り方
01 鶏肉は食べやすく切り、オリーブオイル、おろしにんにく、塩を混ぜ合わせたものでマリネします。
02 ブロッコリー、エリンギと重ねながらオーブン皿に並べ、マリネしたオイルを上から回しかけて200℃のオーブンで20分焼くだけ。


おうちでリゾート気分を味わえる小さなアイデア、いかがでしたでしょうか? テーブルの上以外なら、照明やチェアなどの小さな家具も空間に変化をつけやすいアイテム。
近頃わが家に仲間入りしたのは、大きくて軽い竹のペンダントランプ、座面がラタンのチェアと、リゾートを思わせるものばかり。
ハワイや沖縄への旅を夢見つつ、できることから毎日を楽しく、気持ちよく彩っていきましょう!