旅のヒント
vol.58
もくじ
旅行先の夜やちょっとした空き時間、どのように過ごしていますか? 部屋でのんびり過ごすのも良いのですが、せっかくなら家族みんなで何かゲームをしてみるのもおすすめです。 そこで今回は、巣ごもり需要の増加から注目を集めているボードゲーム&カードゲームをご紹介。旅行鞄に忍ばせていけば、旅先のホテルで、ハワイのリゾートで、家族と盛り上がって楽しめます。年末年始の家族の集まりにもおすすめです。
旅先の夜が盛り上がるボードゲーム、カードゲームとは
一般的にはテーブルの上で遊ぶゲームすべてをボードゲームと呼びます。今回は人生ゲームやモノポリーのような専用のボードに駒を置いて遊ぶものをボードゲーム、トランプやUNOなどカードで遊ぶものをカードゲームとして紹介します。
カードゲームによっては、1つで複数の遊び方ができるものもあるほか、参加する人数で楽しさのポイントが変わるものも多く、色々な楽しみ方ができます。
3世代家族みんなで盛り上がれる、おすすめカードゲーム
今回は、旅行鞄の片隅にスッと入れておきやすいカードゲームを中心にご紹介します。
カードゲームは定番のトランプやUNOをはじめ種類が豊富で、逆にどんなものが良いのかわからなくなるほど。
そこで、幅広い年代の人が一緒に楽しめそうなものをピックアップしました。
言葉遊びで楽しむ『ワードバスケット ジュニア』
最初に紹介するのは、小さな子でも楽しめるしりとりゲーム『ワードバスケット ジュニア』です。出だしの文字だけではなく、最後の文字も合わせなくてはいけない、ひとひねり効いたゲームです。
場に出ているカードの文字が、単語の一文字目となり、手持ちのカードにある文字で終わる言葉を探します。場に「ふ」が出ていて、手持ちに「か」があったら「ふくおか(福岡)」といった具合です。早い者勝ちで出し、先に手持ちカードがなくなった人が勝ち。
世代によってどれだけ多く言葉を知っているかが異なるので、思い浮かぶ単語は様々。普段から家族でこのゲームをしていても、旅先などでおじいさん、おばあさんが加わると、いつもとは違う言葉が飛び出して新たな刺激になります。家族3世代で楽しめるゲームです。
【ワードバスケット ジュニア】
プレイ人数:2~8人
プレイ時間:約10分
対象年齢:4歳以上
販売元:幻冬舎/ゲームデザイン小林俊雄
ぐらぐら・ドキドキの『キャプテン・リノ』
カードゲームの中でも少し異色の遊び方なのが、バランス系のゲーム『キャプテン・リノ』です。
柱となるカードと屋根となるカードでタワーを築いていき、手持ちのカードを早くなくした人が勝ち。倒すと即座に負けという点もわかりやすく、小さい子から大人まで盛り上がること間違いなしです。
ポイントは、屋根カードに描かれた形の通りに柱カードを置かなくてはならない点。高くなるにつれ重心が絶妙にズレていき、倒れやすくなります。屋根カードの中には、サイの駒「キャプテン・リノ」を置かなければならないという指定があるものも。駒の移動でタワーのバランスがさらに不安定になり、ドキドキ度がますますアップします。
ルール通りに勝ち負けを競っても良いですし、どこまで高く積みあげられるか協力し合うのも盛り上がりそうです。
【キャプテン・リノ】
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:10~15分
対象年齢:5歳以上
販売元:すごろくや
同じ絵柄を見つけよう!スピード勝負『ドブル』
『ドブル』は、見た目の絵柄で直感的に遊べるゲームです。カードに描かれたマークの中から共通のマークを見つけて宣言するというシンプルなルールながら、5種類もの遊び方があります。
そのうちの「ザ・タワー」という遊び方は、最初に裏返しにした手持ちカード1枚からスタートするもの。みんなで同時にめくり、場に出ているカードに描かれたマークと同じマークを見つけたら「三日月!」などとマークを宣言し、一番早い人が場のカードを受け取ります。これを繰り返し、最も多くのカードを持っていた人が勝ちとなります。
スピード勝負のゲームなので、焦ると同じマークが見つからず、白熱すること必至。ちょっとした空き時間に楽しめるゲームです。
【ドブル】
プレイ人数:2~8人
プレイ時間:約15分
対象年齢:6歳以上
販売元:ホビージャパン
相手の手を読む洞察力を、運が翻弄する『ニムト』
数字遊びと心理戦を組み合わせたゲームが『ニムト』です。
場にある任意の4枚のカードを基準に、それぞれのカードの数字よりも大きい数字を並べていき、その列の6枚目を出した人がカードを引き取るゲームです。手持ちカードから全員同時にカードを出すので、ほかの人が出した数字次第で自分が予想していた順番が大きく変わる可能性も。相手の手を読めた時の爽快感は格別です。
ポイントは、引き取ったカードの枚数が多い人が負けるのではなく、そのカードに描かれた牛のマークが多い人が負ける点です。牛5つのカードがある列を引き取ってしまうと、大逆転で負けてしまうことがあります。
10人まで遊べるため、大人数だと1回の数字オープンで6枚目になる可能性があり、ここでも大盛り上がり。少人数なら相手の数字を読み合うおもしろさ、大人数では先が読めないスリリングな展開と、それぞれの楽しみがあります。
【ニムト】
プレイ人数:2~10人
プレイ時間:約30分
対象年齢:8歳以上
販売元:メビウス・ゲームズ
逃げ切るか?バレるのか?推理力が鍵となる『犯人は踊る』
推理系で人気なのが、犯人カードを持っている人を当てる『犯人は踊る』です。
おもしろいのは、隣の人からカードを引くなど、場に出すカードの効果によって犯人が移動していく点です。犯人がわかっても探偵カードを持っていないと言い当てることができなかったり、アリバイカードを持っていれば「犯人はあなたですね」と言われても「違います」と答えることができたり。カードの効果によって混乱していく場をよく観察して推理し、時に周りをだますなど知略も求められるゲームです。
なお“犯人”を探すので、当然“事件”があります。この事件内容は、自分たちで考えます。「道を間違った犯人は誰だ」「夕飯でお肉をたくさん食べたのは誰だ」など、その日あった出来事を事件にしてみると、盛り上がりますよ。
【犯人は踊る】
プレイ人数:3~8人
プレイ時間:約10分
対象年齢:8歳以上
販売元:すごろくや
ハワイ気分満点。こんなボードゲームもあります!
ハワイの絵柄がかわいい「LATICE HAWAII(ラティス ハワイ)」
『LATICE HAWAII』はハワイモチーフの絵柄タイルが勝敗を決めるゲーム。手持ちのタイルをボードに置いていき、タイルが先になくなった人が勝ちとなります。
ポイントは、同じ色または絵柄のタイルの隣にしかタイルを置くことができない点です。縦や横一列に並べるだけなら簡単なのですが、2辺、3辺が接している場所に置こうとすると難易度が一気に上がります。4辺すべての色、絵柄の辻褄が合う形で置くことを「LATICE」と呼び、難しいだけにこれが決まると爽快です。
また、配置済みのタイルを動かすことができる「風タイル」などもあり、形勢逆転のチャンスもあります。
かなりの頭脳戦となりますが、絵柄を見ながら、英語やハワイ語を調べてみても楽しいかもしれません。
【LATICE HAWAII】
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:20~40分
対象年齢:8歳以上
販売元:Adacio Inc.
ハワイの夜には家族で盛り上がるカードゲームを!
ハワイなど旅先の夕食後のおすすめの過ごし方として、リゾートの広いリビングでカードゲームをしてみてはいかがでしょうか? 現地のスーパーでスナックを買ってホームパーティをすれば、きっと盛り上がれること間違いなしです。
マウイ島のマイベイヴィラス・ヒルトングランドバケーションズクラブの広いリビングなら大きなソファもあるのでゆったりと家族でゲームを楽しめそうです。
マウイ島のリゾート
マウイベイヴィラズ・ヒルトングランドバケーションズクラブ
今回は、旅先の夜など、リゾート室内で楽しめるカードゲームやボードゲームをご紹介しました。日本から持って行くならコンパクトなカードゲームがおすすめですが、ハワイのスーパーには色々なゲームが売っています。定番のトランプも絵柄が豊富で、ハワイらしいものも。現地で購入すればお土産にもなるほか、英語の勉強にもなりそうです。
ゆっくりとハワイを楽しむなら
マウイベイヴィラズ・ヒルトングランドバケーションズクラブがおすすめ