スヌ子の簡単おもてなし術ハワイ流ファミリーパーティー
vol.11
もくじ
沖縄の郷土料理、ソーキそばと黒糖たっぷりバター餅の簡単レシピをご紹介!沖縄のコンドミニアムでリゾート年越しをする際は、キッチン付きのお部屋で沖縄の郷土料理を作ってオリジナルの年末年始を楽しみませんか。沖縄そばやお餅を使って試してみたい、料理研究家直伝のお手軽レシピです。
煮出すだけ! 沖縄そばでリゾート年越し
年越しといえば、おそば。一口にそばといっても、郷土料理の沖縄そばは蕎麦粉を使っていません。小麦粉にかんすいを入れて打ち、仕上げに油をまぶしてある麺で、言ってみればラーメンに近いもの。スープは、骨付きの豚肉(ソーキ)を煮出して取り、かつおだしを効かせたものが定番。煮出した後、やわらかくなった肉に甘辛い味をつけてできあがり。
沖縄では、市場やスーパーで骨付き肉を手軽に購入できます。それさえ買えば、あとは手間いらず。旨みを引き出すため時間はかかりますが、煮ては火を止めるなど、こま切れの作業でもOKなので、旅先でのメニューにもぴったりです。
ソーキそば
材料(3人分)
- 沖縄そば 500〜600g
- 豚スペアリブ 約500g
- 泡盛 大さじ3
- 水 1200ml
- 粉末かつおだし 大さじ1
- 塩 少々
- めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ3
- 紅生姜、刻みねぎ 適量
作り方
1) スペアリブは下茹でしサッと洗う。鍋に入れ、水と泡盛、塩ひとつまみを加えて火にかける。沸騰したら弱火で30分以上、できれば2時間煮る。煮上がりに、固まったアクと余分な脂を取る。煮ている間に水が減ったら適宜足すこと。
2) スペアリブを引き上げ、スープにかつおだし、塩を加えてととのえる。
3) 小鍋にごま油を入れて火にかけ、白い煙が立つまで熱したら、かつおぶしの上から回しかける。全体を手早く混ぜ合わせてできあがり。
3) フライパンにスペアリブとめんつゆを入れて強火にかけ、転がしながら汁気がなくなるまで煮からめる。
4) 沖縄そばは湯通しし、湯を切って器に盛る。熱いスープをかけ、スペアリブ、刻みねぎ、紅生姜をあしらう。お好みで、コーレーグース(島唐辛子を泡盛に漬けた調味料)で辛味を添える。
旅先でも作りやすいように粉末だしやめんつゆを使いましたが、だしパックなどを使っても。メーカーによって味が違うので、味見をしながらお好みにととのえてください。
また現地では、麺は乾麺から生麺、レトルトのソーキ、スープも粉末や希釈用など、かなりのバリエーションがそろいます。入れるものの要素をおさえて、市販品でいろいろな組み合わせを試すのも面白いですよ。
誰もが好きな味。黒糖たっぷりのスヌ子流おやつもち
2品目は、お正月の主食・おもちです。お雑煮に始まり、磯辺巻きやみたらしなどに飽きてしまったら、目先を変えて、黒糖を混ぜて練り上げたバターもちを。切りもちを切ってレンジでチン、材料を混ぜるだけの簡単さ。練るのに少し力がいるので、ご家族みんなで作ると盛り上がりそうな1品です。
黒糖バターもち
材料(作りやすい量)
- 切りもち 4枚/200g
- 黒糖 大さじ3 (塊の黒糖なら細かく刻む)
- バター 15g
- 水 大さじ2
- 片栗粉 適量
作り方
1) 切りもちを1㎝厚くらいに切る。耐熱ボウルか丼に入れ、水を回しかける。ラップをし、レンジ600wで2分加熱する。かたいようなら30秒ずつ追加加熱する。
2) バターを加え練り合わせる。太めの菜箸の柄やすりこぎなどで搗く(つく)ようにするとよい。
3) バターが混ざったら黒糖を加え、よく練り混ぜる。
4) 片栗粉の上にあけ、棒状にととのえる。ヘラなどで食べやすく切る。
ヘラなどで食べやすく切る。
作ってすぐに食べない場合は、ラップできっちり包んで乾燥を防いでください。硬くなってしまったら、トースターで香ばしく炙り(あぶり)ましょう。あれば、黒糖くるみなどのナッツをトッピングしてもおいしいです。
沖縄ステイ中に作ってみたいレシピ、いかがでしょうか。南国とは言えほかの季節よりは寒いので、温かい料理がおすすめです。市販品にひと手間加えるだけでも、ご家族でリゾートの食卓を囲む喜びを満喫できることでしょう。
そうそう、バターもちはココナッツや卵などを加えるとハワイの郷土菓子でもあるとか。より遠い南国に思いを馳せながら、手軽な美味とともに楽しい冬の思い出を!
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