Hilton Grand Vacations

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Vacation Style By Hilton Grand Vacations Vacation Style By Hilton Grand Vacations

豊かなライフスタイルのそばにとっておきのバケーションを

もくじ

くび元から香る南国の花々― 日本から到着した際、空港やホテルなどでレイを首にかけてもらうと、これから始まる素敵なハワイでの時間に期待が一気に高まります。

ハワイでの装いを引きたててくれる華やかなレイ。ハワイを訪れる人々に歓迎の意を込めて贈られることもあれば、誕生日や卒業式、ウエディングなど人生の節目となる場面で贈られることも。その他、神や銅像などへのお供え物として捧げられたり、フラなどハワイの文化に関わる活動を行う際に身に着けたり、教室に飾られたり・・・。レイには様々な意味や気持ちが込められ、ハワイの人々の生活の一部として大切にされています。

花や木の実、貝など、使われる素材、用途も様々で、首にかけるものや頭に乗せるもの、手、足首につけるものなど多種多様です。ハワイに暮らす人々の生活を華やかに彩るレイについて、詳しくご紹介いたしましょう。

ハワイのレイの歴史

ハワイのレイの歴史は、無人島であったハワイの島々にポリネシアから移民が渡ってきた1000年以上前にまでさかのぼります。当時は、現在のように旅行者への歓迎の気持ちを伝えるという意味合いはまだなく、自らを飾って他人と差をつけたり、位の高さを示す、あるいは儀式などの神聖な場で使われていました。

中でもマイレの木の葉で作られたレイは特別で、争った相手に和平を示す目的で贈られていました。相手がそのレイを神殿に飾ることで戦争の終焉が示されるなど、争いまでも終結できる神聖なマイレ・レイ。その神聖さは今も失われることなく、フラや結婚式などで使われています。

 

儀式においては、病気を治す目的で海藻のレイが使われることもありました。輪になっていない長い海藻のレイを首にかけて海につかり、レイが首から離れた時、病が体から出て行ったと考えられていました。

1800年代後半から1900年代に入る頃になると、サンフランシスコからの大型客船に乗ったたくさんの旅行者がハワイに降り立つようになります。そこで、アロハタワー周辺やダウンタウンの道端では、レイを売る人々がずらりと並び、出迎えの人々はレイを買って港で人々を迎え、ハワイ在住の帰国者には「おかえり」という気持ちを込めて、首に優しくレイをかけてあげるという習慣が始まりました。

写真提供: Hawaii State Archive
写真提供: Hawaii State Archive

ホノルルを出発する船に乗る人々にも同じようにレイが贈られ、船がダイヤモンドヘッドを過ぎたあたりで「またハワイに戻ってこられるように」と願いを込め、レイを海に投げ入れる習慣もありました。

ハワイへの渡航者が増えるにしたがい、街中でレイを目にする機会が増えていきました。1927年に、とある詩人が「レイを称える日を作ってはどうか」と発案しました。このことから、5月の英語の呼び方「May:メイ」にちなんで5月1日が「レイ・デイ」に指定され、レイの展示会などが各地で催されるようになりました。現在では毎年5月1日に、カピオラニ公園にてレイに関する大きなイベントが行われています。

お花だけではない、レイに使われる様々な素材

・花のレイ

レイは様々な素材で作られています。最も人気なのが、生花で作られたレイ。色も種類も豊富で、いくつかここでご紹介いたします。

ハワイの大地を彩る様々な花がレイに使われていますが、よく使われるのが赤紫色のランの花。香水にも使われるホワイトジンジャーや5枚の花びらが可愛いプルメリアは女性用によく使われます。

写真提供:Boykov / Shutterstock.com
写真提供:Boykov / Shutterstock.com

フラダンサーはオアフ島のシンボルフラワーである黄色いイリマの花びらを用います。

ククイ入りのシガーレイ
ククイ入りのシガーレイ

花と木の実を組み合わせたデザインは人目を引き、作り手の技術力の高さがうかがえます。

レイは自ら選んで身に着けるものではなく、誰かに贈るためのもの。その場に相応しく、また受け手の好みを考えて選ばれます。生花で作られたレイは冷蔵庫で保存することで、その美しさをより長く楽しめます。

・木の実や種のレイ

男性の間でよく使われるのが、ククイナッツなど木の実や種をつなげたもの。ネクタイの着用がないアロハシャツの首元を素敵に飾ります。生花とは異なり、長い間、繰り返し使うことができます。

・王族が身に着けていた特別なレイ

古代に目を移してみると、王族のみが身に着ける特別なレイもありました。その素材の一つは、鳥の羽。色は赤と黄色と決まっており、1本のレイを作るために数百にも上る鳥が捕まえられました。‘i‘iwi(イイヴィ)からは赤い羽根を、全身を黒い羽で覆われた‘o‘o(オオ)からは、数本だけ持つ黄色い羽を抜いて、森に返します。王族はレイだけでなく、全身を覆うマントやヘルメットも羽で作っていたので、鳥が絶滅しないよう工夫をしていたのが分かります。

位の高い人々が身に着けるレイとして、クジラの歯で作られたフック型のペンダント付きのものもあります。人の髪の毛を細く編み、それを束ねて作られました。

ハワイでレイを作ってみましょう

ハワイの人々の生活に欠かせないレイ。このレイを手作りする「レイ・メイキング」は人気のアクティビティで、ハワイ各地で開催されています。ヒルトン・ハワイアン・ビレッジでも火曜日を除き毎日開催されています。自分で手作りしたレイをハワイ滞在中に身に着け、香りや彩りを楽しんでみましょう。

歓迎、感謝、愛情が込められたレイを通じて、贈る人も贈られる人も優しいアロハの心で満たされる。ご家族でハワイにいらっしゃった際には、お互いに素敵なレイを贈り、ハワイの文化を楽しんでみてはいかがでしょうか。