家族で行きたい！小田原のおいしい個性派回転寿司おすすめ4店

三浦半島と伊豆半島の間に位置する相模湾は、水深1000m以上もの深さがある日本三大深湾のひとつ。陸地から比較的近い場所でも十分な深さがあることから湾内での漁が盛んで、水揚げから早いものでは1時間ほどでその日の市場に並びます。また、金目鯛（きんめだい）やカマスなどの深海性の魚などのほか、沖合を流れる黒潮の影響もありアジやマグロ、カツオなどの回遊魚も豊富です。

それだけに、市内には海産物を扱うお店が多く、中でも地元の魚をふんだんに使ったお寿司屋は、多くの人から愛されてきました。

昔ながらの職人が目の前で握ってくれる個人店のお寿司屋も人気ですが、実は小田原の回転寿司が個性派揃いなのでおすすめです。全国展開しているチェーン店でも、地元産のネタをふんだんに扱うなど小田原ならではのメニューになっています。

そこで、編集部おすすめの回転寿司4店をご紹介します。

JR早川駅から徒歩約5分、小田原漁港からは歩いてすぐの場所に位置する「地魚回転すし 小田原港」は、漁港で直接買い付けをしている魚屋が運営する回転寿司。それだけに鮮度もネタも間違いはありません。扱うネタも地元の海を知るお店ならでは。小田原のソウルフードとも呼ばれている脂ののった「オシツケ」や「スミヤキ」などの深海魚は、この地域だからこそ食べられるお寿司です。

「オシツケ」は一般にアブラボウズと呼ばれ、白身のトロと言われるほど脂のりの良い魚。さっと炙って、地元のくだもの「湘南ゴールド」のジュレをのせて「オシツケの塩炙り　湘南ゴールドジュレのせ」（620円）にしていただきます。

同じく脂たっぷりの「スミヤキ」（クロシビカマス）は、熟練の技である骨切をして小骨を断ち切り、食べやすくなっています。さわやかな辛味の茎わさびを添えた「スミヤキの塩炙り茎わさび海苔のせ」（540円）に。

また、魚の知識が豊富なので、メニューに並ぶお寿司もひと工夫された、さらにおいしさを追求したものばかり。例えば、鮮度抜群のアジはそのままで食べても十分ですが、薬味を加えてたたいた「なめろう」を細巻きにした「アジのなめろう巻き」（450円）として提供したり、時にはフライにしてお子様も食べやすい「アジフライロール」（540円）にしたり。

そのほか、その日仕入れた中からとっておきを盛り合わせた「本日の市場おすすめ三種」（540円）など、「地魚回転すし 小田原港」でしか食べられないお寿司がたくさんあります。

小田原市内と言わず、全国的に見ても珍しいのがお寿司とともに「まぐろのテールステーキ」（900円）や「和牛とフォアグラ　ぺルゴールソース」（5,800円）といったフレンチメニューをそろえる「あじわい回転寿司 禅」。小田原IC出口のすぐ近くに位置し、車でのアクセスも抜群です。

同店の特徴といえば、新鮮で質の高い魚介類のお寿司もさることながら、「ここはビストロ？」と思ってしまいそうなほどフレンチのメニューが豊富な点です。開店当時からある「まぐろのテールステーキ」は来店した多くの人が頼むという人気のメニュー。実は毎年ブラッシュアップをし、味わいが変化し続けている一品です。その他に「ホワイトアスパラ　庭園仕立て」（1,800円）などはフレンチのコースの前菜で供されるのではというほど。さらには冬場に人気の牡蠣も、同店にかかればフレンチ仕立てになります。

もちろん新鮮な素材と熟練の技で提供されているお寿司も絶品です。「本鮪」（1,300円）や小田原産のクロムツ（840円）、濃厚な肝をのせたカワハギ（840円）など。ボタンエビ（1300円）にキャビアが添えられているのは禅ならでは。
加えて、炙った黒毛和牛にフォアグラとトリュフをのせた「ロッシーニ寿司」（2貫3,800円）など、同店らしいお寿司もあります。

お寿司やビストロメニューに合わせて、日本酒やワイン、ベルギービールなどドリンクも豊富とのこと。店長の「世界の食文化を伝えたい」という思いの通り、お寿司だけにとらわれない食事が楽しめます。

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小田原駅に直結している複合商業施設「ミナカ小田原」。小田原のお土産やスイーツ、レストランなどのお店が集まるビルの3階にある「回転寿司 北條」は、良心的な価格で地元相模湾の朝どれの魚や、全国から仕入れた新鮮なネタが楽しめる回転寿司です。それありながら、お寿司を握るのは、経験を積んだ寿司職人。回転寿司ながらも本格的なお寿司を楽しむことが出来ます。

定番メニューは130円からとお得ですが、おすすめはやはり、その日に入荷した地魚を盛り合わせた「本日の地魚三貫」（430円）や、選りすぐりを盛り合わせた「北條五貫」（850円）。このほか旬のネタを取り入れた「おすすめ三貫」（850円）もあります。活ホッキ貝やズワイガニ、真鱈の白子といった贅沢な盛り合わせになることもあり、まずは頼んでおきたい一皿です。

サイドメニューも小田原ならではのものがあります。「白子ポン酢つまみ」（850円）はお酒の肴にぴったり。お酒のアテはもちろん、お子様も楽しめる「アジフライ」（580円）は注文を受けてから揚げるので熱々のサクサク。相模湾の脂のりの良いアジの旨みがさらに増します。なお、店内には熱帯魚が泳ぐ鑑賞用の水槽もあるので、お子様に人気です。

駅近なので、小田原に到着してまずは軽く食べたい時や、帰りの電車に乗る前などのちょっとした時間でも寄ることができます。ザ・ベイフォレスト小田原・ヒルトンクラブへの行きや帰りにもぜひどうぞ。

※白子など季節によりお取り扱いのない場合もございます。詳しくはご注文時にご確認をお願いします。

関東を中心に日本全国、そして海外を含めて100店舗以上を展開する「がってん寿司」。チェーン展開をしていることから全店舗共通のメニューになりますが、海の幸が豊富な小田原店では、その日に小田原漁港で仕入れてきた店長イチオシのネタが日替わりで提供されています。

「日替わり鮮魚3貫」は真鯛やクロムツ、アオハタなどが提供されることもあるお得な一皿。店内で寿司職人が一から仕込んでいます。鮮度が重要なアジは小田原漁港から直送した地物を利用。身の締まった厚みのある小田原産のアジは必食です。そのほかにも、相模湾でとれる地物を提供するので、チェーン店ながら地魚を味わうことができます。

同店の合言葉は「がってんしょうち！」。元気いっぱいの掛け声の中、楽しい食事ができるでしょう。

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秋も深まり紅葉の見ごろを迎えるころ。小田原の魅力が増し、またひとつ滞在が楽しくなる時期です。特に相模湾に面した小田原は海の幸にも恵まれていて、秋から冬にかけても水揚げされる魚の種類は多く、様々なお寿司が味わえます。

回転寿司なら数貫だけちょっとつまんで、といった食べ方も気軽にできるので、ザ・ベイフォレスト小田原・ヒルトンクラブを拠点に、いくつかの回転寿司をまわるのも良さそうです。

今回紹介したお店は、テイクアウトが可能なので、お部屋でゆっくりお寿司パーティーも楽しそうです。

今回は、小田原の回転寿司をご紹介しました。魚種の豊富な小田原だけに、どの回転寿司も地魚を使ったオリジナリティ溢れるお寿司を提供しています。
特に小田原のアジは回遊せずに相模湾に居着いていることから「根付きのアジ」と呼ばれ、脂がのっていて、お刺身はもちろんアジフライやなめろうなど職人がひと手間かけたメニューも豊富。色々なお店のアジのお寿司やサイドメニューを試してみるのもおもしろそうです。
ぜひ、お気に入りのお店を見つけてください。

※コラム内で紹介しているネタ、価格は2023年10月現在のものです（税別）。仕入れによって提供するネタや価格が変わります。

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