旅のヒント
vol.14
もくじ
旅行に行く際、空港での時間はどうお過ごしですか?空港内はサービスが充実し、お子様連れ旅行でも安心のスポットがたくさん。今回は元CAおすすめの休憩場所や楽しい待ち時間の過ごし方をご紹介します。
小さなお子様連れの方へ 知っておきたい事前準備
まずは、お子様連れ旅行の際に知っておくと便利な施設やポイントをおさえておきましょう。事前に知って準備しておくことで旅をより安心して楽しむことができるでしょう。
★夜発現地朝着便では、機内でしっかりと寝ることが大事
例えば成田からホノルルへの出発便など夜発現地朝着便の場合、空港では機内で寝るための準備をすることが大事なポイントです。大人は疲れないようにリラックス、子どもは体を動かして遊ばせて、機内で眠くなる環境を作っておくようにしましょう。
★座席はどこが良い?
機内での座席選びも快適に過ごせるかどうかの重要なポイントです。どの席が自分たちのスタイルに最適かチェックして、希望の席が確保できるように早めに指定するようにしましょう。
赤ちゃん連れの方は、バシネット(機内ベビーベッド)が利用できる席が良いでしょう。利用できる席や赤ちゃんの体重が各航空会社で決まっているので、バシネット希望の方は事前に確認して予約しましょう。
小さなお子様連れの方は、ギャレーの近くがおすすめです。特に一番後ろのギャレーは比較的大きなスペースがあることが多く、すぐにあやすことができる空間が欲しい方には後方座席が良いでしょう。ギャレー内が落ち着いている状況の時には、お子様がぐずったときにあやすスペースをあけてもらえたり、カーテンを閉めて暗くして抱っこでの寝かしつけに集中させてもらえたり、私がCAをしていた頃は、お子様と遊ぶことで、周りの配慮に気を配りました。
座席で使用できる子ども用携帯ベッド(JetKidsなど)を利用する場合は、航空会社によって規定が異なるので、利用の可否をはじめ事前にチェックしておくことが必要です。
もし事前の座席指定で希望の席が空いていなかった場合は、空いている中で指定をしておいて、当日チェックインカウンターで聞いてみましょう。まれに当日になって座席の空き状況が変わっていて、希望する席へ変更してもらえることもあるようです。
★空港ではベビーカーの貸し出しサービスも
各空港のインフォメーションセンターや各航空会社では、ベビーカーの貸し出しサービスを利用できるところもあります。航空会社のベビーカーは搭乗口までの利用が可能なところもあり、広い空港を移動する際には大変便利です。
空港によって、搭乗口まで私物のベビーカーを利用できるところや、各航空会社の貸し出しサービスが利用できないところがあるなどサービス内容が異なります。希望される方は事前に確認しておきましょう。
ベビーカーの機内持ち込みは航空会社によって規定が異なり、規定内のものであれば持ち込み可のところもあります。ただ、機内の収納スペースには限りがあり、またお子様連れだと荷物が多くなりがち。最近は、持ち込み手荷物の重量や個数が厳格されつつあるため、機内で使わないベビーカーは預けるのがおすすめです。なお、ベビーカーを優先的に返却してくれる航空会社もあるので安心です。
★赤ちゃん連れのご家族に嬉しいベビールーム
空港には授乳室、おむつ替え台、洗面台、ミルクを作るための給湯設備などを備えたベビールームがあります。
赤ちゃん連れの方は、どこにあるのか事前に確認し、授乳やオムツ替えのタイミングなども考慮して空港での過ごし方をプランニングすると良いでしょう。
★急な体調不良に備えて空港には診療所も
小さいお子様は急に体調不良になることもあります。空港には診療所があるので、事前に場所を調べておくと安心です。羽田空港は、1階にクリニックがあり、休養室も用意されています。成田空港第1ターミナルは、中央地下1階に診療所があり、第2ターミナルは、本館地下1階に内科・外科、眼科、歯科があります。
(参考サイト)
成田空港内クリニック
羽田空港内クリニック
★タブレットやスマホにアプリをダウンロード
タブレットやスマホにお子様が好きなアプリをダウンロードしておくと良いでしょう。これらは機内や空港で使用できるぐずり対策の必須アイテムです。
お子様が好きなキャラクターのものや今まで使ったことがないもの(観たことがないもの)が飽きないのでおすすめ。空港には無料のwifiもあるので、飛行機に乗る直前でもダウンロードができます。
空港には早めに着いておくと余裕を持って行動できる
特に小さいお子様連れの場合は、オムツ替え、授乳、子どものぐずりなど予想外に時間がかかることもあるので、早めに着いておきましょう。
時間に余裕があると気持ちにも余裕が出て、大人の疲れ防止に繋がります。保安検査場も時期によっては、混雑して長蛇の列になる場合もあるため、早めに通過して出国後のエリアで過ごすと搭乗まで慌てずにゆっくりと過ごすことができます。
★食事スポットで搭乗前に食事を済ませる。機内食は食べないという選択も
空港にはレストランやカフェなど飲食店が充実していて、ご当地グルメが楽しめるお店や飛行機を眺めながら食事ができるお店があるところも。
出発前にしばらく食べないであろう日本食を食べておくのも王道の過ごし方です。また飛行機を眺めながらの食事は乗り物好きなお子様が喜ぶこと間違いありません。
エコノミークラスでは、機内食が始まり、トレイが回収されるまで約1時間半~2時間ほどのため、機内食を食べるとその分睡眠時間が削られてしまいます。特に出発が夜遅い時間の場合は、睡眠を優先させて、いつもの夕食の時間に空港で食事を済ませて機内では寝る、というプランの方が、体にも負担がなくおすすめです。
もしお子様用のチャイルドミールをお願いしたい場合は、チャイルドミールの予約は事前にしておきましょう。
★大人も子どもも楽しめる展望台
国際空港の展望台では、国内外のたくさんの飛行機が離発着する様子を見ることができ、大人も子どももこれから始まる旅のワクワク感が高まること間違いありません。広いスペースがあれば小さいお子様が身体を動かすこともできます。
成田空港には、第1ターミナル5階の展望デッキ、第2ターミナル4階の見学デッキがあります。羽田空港には、国際線旅客ターミナル5階に展望デッキがあります。
★仮眠室・シャワールーム・マッサージでリフレッシュ
空港には仮眠室やシャワールームなどの施設もあります。シャワールームは、地方空港からのトランジットの方には特に嬉しい施設です。仮眠室のプライベートなスペースでゆっくり自分たちの時間を過ごすのもおすすめです。
羽田空港には、2階到着ロビーにシャワールームがあります。成田空港第1ターミナルには、出国手続き前の中央2階にシャワールーム、出国手続き後の中央3階にリフレッシュルームがあり、第2ターミナルには、出国手続き後のサテライト3階にリフレッシュルームがあります。
★ラウンジで飲み物を飲みながらゆったりと過ごすのもおすすめ
空港には各航空会社のラウンジだけでなく、対象のクレジットカードをお持ちの方が無料で利用できるラウンジがあります。
空港によっては、利用料金を支払えば誰でも利用できる有料ラウンジを備えているところも。搭乗前に飲み物を飲みながらリラックスして過ごすと良いでしょう。
★出国審査後に子どもの遊び場も
基本的にじっとしていなければならない機内。小さなお子様は、搭乗前にできるだけ思いきり身体を動かして遊ばせておきたいものです。
そんな時にぴったりなのが出国審査後にある子どもの遊び場です。早めに保安検査場を通過して、子どもの遊び場で思う存分発散させておくことで、お子様が搭乗までの待ち時間を退屈しないだけでなく、疲れて機内で寝てくれる可能性が高くなるメリットがあります。
空港には小さなお子様連れの方に嬉しいサービスや施設がたくさんあります。
搭乗までの待ち時間を有効活用するためには出発する空港にはどんな施設があるのか事前にチェックしておくことが大切です。
ご自身の旅のプランに合った過ごし方を見つけて、出発までの空港時間も楽しみましょう。
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