旅のヒント
vol.106

もくじ
海外旅行は準備も楽しいけれど、悩ましいのが持ち物のリストアップではないでしょうか。ついつい「念のため」と持っていったものの、結局使わなかったものはありませんか? 今回はそんな「旅行に持っていかなくても大丈夫なもの」をご紹介。ヒルトングランドバケーションズのリゾートはコンドミニアムスタイルのキッチン付きのお部屋もあるため、一般的な宿泊施設と備品が異なることもあります。しっかりチェックして荷物の軽量化をはかりましょう。
海外旅行の荷物選びのポイント

海外旅行の荷物。スーツケースで移動するので多少重くてもよいかなと思いがちですが、少しでも軽くしておくと様々なメリットがあります。
飛行機の重量制限にドキドキせずにチェックイン
一番のメリットは、飛行機の重量制限の心配が軽減されること。アレもコレもと荷物を入れてしまうと、重量オーバーで追加料金が必要となります。行きは問題なくても「帰国の時にお土産が増えて重量オーバー」なんてことも。ハワイ土産でも人気のワインや化粧品などの液体は重量もありかさばるため、渡航時のスーツケースにはある程度ゆとりを持たせておきましょう。
荷物はリストアップで見える化し「念のため」をカット

旅行前のパッキングは、事前に荷物リストをつくっておくと便利です。とくに、荷物を減らしたい場合は、パッキング前に一度リスト化することで客観的に荷物量を確認できます。
荷物を減らすポイントは、「絶対に必要」「必要」「念のため」「あると便利」の4段階にランク分けし、「念のため」「あると便利」をできるだけ省いていくことです。そして「必要」ランクの荷物についても「本当に必要?」と見直しをします。
例えば、服は行きと翌日の最低2着は絶対に必要ですが、現地で購入予定があったり、洗濯できるなら3着目は「必要」ランクになりますし、4着目以降は「念のため」「あると便利」ランクといえるでしょう。アイテムを個数で考えていくと、さらなるスリム化ができます。
海外旅行で持っていかなくても良さそうなもの9選
それでは具体的に持っていかなくても良さそうなアイテムを、理由とともにピックアップ。代わりにこういったものがあると安心できそう、便利そうといったアイテムも一緒にご紹介します。
シャンプー&コンディショナーやドライヤーなどのヘアケア用品

宿泊施設に備え付けられていることが多いヘアケア用品。
多くの宿泊施設に備え付けられているドライヤー。例えば自宅では高機能なドライヤーを使用している場合でもそれを海外に持っていくのは故障も心配です。数日程度の旅行なら、ドライヤーは持参せずに備え付けのものを使うのが良いでしょう。
それよりも、シャンプーやコンディショナーやトリートメントなどで、しっかりケアを。最近はこだわった良いシャンプー&コンディショナーをアメニティで置いてある宿泊施設もあるほか、ハワイなら数泊分のものを到着後にそろえてみても楽しそうです。「絶対これでヘアケアをしたい」などのこだわりがなければ、旅行中だけいつもと違うヘアケアを試してはいかがでしょうか。
なお、ヘアアイロンはコードレスタイプで電池が外せないものは、飛行機の預け入れ、機内持ち込みともにNGとなり、搭乗前の検査で破棄となる場合があります。利用する航空会社の公式サイトでの確認が必要です。
プール用のタオルを貸してくれるリゾートならバスタオルは不要

室内用や貸し出し用のバスタオルがあるかは宿泊施設のサイトを確認。
多くの宿泊施設で備え付けのものがあるものの、基本的には外への持ち出しができないタオル。海やプールで遊ぶ場合を考えると余分に持っていきたくなりますが、意外とかさばる点が悩みどころです。しかし、宿泊施設に併設されたプールや近隣のビーチでの使用であれば、出入り口で貸してくれるところもあります。宿泊施設のウェブサイトを確認し、貸し出しがあれば持っていくリストから外してもよいでしょう。
なお、ハワイのヒルトングランドバケーションズのリゾートでも、プール用のタオルは貸し出しがあり、宿泊者は借りることができます。
とはいえ、小さなお子様連れの旅行の場合は、大きめのタオルが1枚あるととても便利。薄手のガーゼタイプや手ぬぐいタイプ、パレオのような大判の布は持っておいても良さそうです。建物内の空調で肌寒さを感じたときなどにも活用できます。
またどうしてもタオルが必要になれば、現地のスーパーマーケットやショッピングモールでも購入できます。

日数分の着替えは本当に必要?

洋服の現地調達は、お土産にもなるのでおすすめです。
洋服やタオルなどの「布」は意外とかさばります。ここでは洋服、着替えについてパッキングに必要な量を考えてみましょう。
南国のハワイ。室内は空調も効いていて、薄手のものならサッと洗っても翌日には乾きます。
思い切って、日数分の着替えを持っていくのをやめてみてもよいのでは。
特に旅行中にドレスコードのあるレストランにも行けるようワンピースをプラスして用意するなど、滞在日数分以上の洋服を持っていきがちです。Tシャツは1枚程度にし、現地で購入すると荷物を減らすことができます。ハワイならお土産用として3枚セット、5枚セットで売られているTシャツなどがあり、着替えとしてもお土産としても活用できます。
また現地購入するならアロハシャツや鮮やかな柄のワンピースもおすすめです。Tシャツを1~2枚にして、ハワイ到着後にアロハシャツなど購入してもよいでしょう。
なお、ヒルトングランドバケーションズのリゾートは、洗濯乾燥機を完備した部屋もあります。行きに着る服を除いて、1~2日分の着替えがあれば着回しもできます。
洋服の数を減らしても、薄手のパーカーやカーディガンなど1枚は用意しておきましょう。往復の飛行機や建物内で重宝します。
紙のガイドブックは電子化して軽量化

あると便利なガイドブックは工夫次第で軽量化できます。
オフラインでも読めるのが、紙のガイドブックの良い点です。読みやすい紙の地図は持っていきたくなりますが、ガイドブックは重くなりがち。必要なページだけをスマートフォンで撮影して保存しておけば、Wi-Fi環境を気にすることなく観光情報を見れます。
「とはいえやっぱり紙で見たい」という方は必要なページをコピーしたり、持っていきたいページだけ切り取ったりする方法もあります。ハワイのレストランやカフェは入れ替えも多いため、紙のガイドブックを残しておいても、次の旅行時に最新版を購入することになりがち。ガイドブックはオンラインの最新版をダウンロードしたりして荷物としないこともおすすめです。
海外旅行に余分なカードは防犯的にもNG。お財布の中身もスリムに

旅行中は小さめの財布を用意しておくと便利。
旅行に持っていくお財布、いつもと同じものではありませんか? お財布の中身も旅行用にスリム化すると、防犯面でも安心です。日本国内で使うポイントカードや銀行カードは置いていき、クレジットカードは2~3枚ほどに絞り込みましょう。この時、クレジットカードのブランドは異なるものがベストです。
ただし、クレジットカードでホテルや航空券を予約・購入した場合や、空港ラウンジなど各種サービスが使えるカードは、該当カードをお忘れなく。電子マネーを活用すれば、小銭も抑えることができます。
カード類を減らすと意外なほどお財布は軽くなります。旅行用に小さめの財布を用意しておくと旅先でかさばらず、防犯にもなります。
なお、近年クレジットカードの不正利用に対するセキュリティが高まり、普段と異なる利用があるとクレジットカード利用が停止されることがあります。普段、クレジットカードをあまり使わない方が急に何回も利用すると停止になる可能性も。クレジットカード会社に連絡することで停止措置は解除されますが、最低2枚は持っておきたいところです。
化粧品、日焼け止めは現地調達もおすすめ

ハワイにはオーガニックの化粧品なども多数あります。
旅慣れた方であれば荷物として持っていく化粧品は最低限にし、出発前の免税店や到着後に現地で化粧品を購入することも。機内で利用する分だけ持っていくことで、行きの荷物を減らすことができます。なお、日焼け止めはハワイで海に入る方は現地のものがおすすめ。日焼け止めをつけて海に入りたい場合、「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」が使用されていないものを使いましょう。
通り雨の多い時期のハワイでも傘を差さずにやむのを待つのがローカルスタイル

ハワイでは、日傘を差している人も少なめ。
旅行の荷物で悩むものの1つ、雨具。数日間を過ごすため、迷ってしまいますよね。でも、晴天率の高いハワイは、終日雨が降ることはそれほど多くなく、雨季でも時折サァッと通り雨が降る程度。そしてそんな時、少しの雨であればハワイのローカルは雨宿りをしたり、気にせずそのまま歩いたりしています。なぜなら、しばらく経てば止むためです。空を眺めながら雨が止むのを待つ。ゆったりした旅行だからこそできるひと時といえます。なお、通り雨の後は虹が出やすく、美しい虹を眺めるのハワイ旅行の楽しみの1つです。

重すぎるモバイルバッテリーは旅先でも持ち歩かなくなる?

海外旅行先では、スマートフォンが活躍します。写真や動画を撮ったり、レストランを検索したり、地図アプリを使って場所を調べたり。旅行に活用できるアプリも多く、翻訳アプリやチップを計算してくれるものなども。使いすぎて観光中に充電がなくなることが心配で予備のバッテリーを持っていく人も少なくありませんが、1つで複数台、3~4回の充電ができる大容量タイプはあまり必要なさそうです。

モバイルバッテリーの重さは、写真のもので約110g程度。
基本的に充電コードを持っていけば、宿泊先で充電が可能なためです。また、モバイルバッテリーは、充電の能力が高くなればなるほど大きくなり重くなります。心配だからと大きいものを持っていっても、現地で観光用のバッグに入れたら重すぎて、結局持ち歩くのをやめてしまった、なんてことも。ドライブなどで1日中地図アプリを使ったり音楽を聴いたりしたい、スマートフォンで動画や写真をたくさん撮りたいといった消耗の激しい使い方をしないのであれば、1日1~2回程度の充電のコンパクトで軽量なものがおすすめです。
なお、宿泊施設でスマートフォン本体とモバイルバッテリーといった複数の機器の充電をすることになるため、USBの差し込み口が複数ついているUSBハブを持っていくと便利です。
子どもの機内用のおもちゃは1~2個を厳選

子連れ旅行に欠かせないおもちゃ。特に往復の飛行機内で遊べるおもちゃを複数用意しがちです。ところが、実際にお子様連れでハワイに行った方のなかには、「機内で絵本を貸してくれたり、動画を見たりしていたので、おもちゃは使わなかった」「現地で新しいおもちゃを買ったら、そっちに夢中だった」という声も。いざというときのための鉄板おもちゃは、安心のためにも持っておきたいところですが、たくさん持たなくても大丈夫そうです。
ハワイで暮らすような旅を
2026年、ワイキキにカ・ハク・ヒルトンクラブが誕生予定

※CGイメージ。実物と異なることがあります。
ヒルトンクラブ初のハワイリゾート「カ・ハク・ヒルトンクラブ」。ワイキキ中心部にありながら、エレガントで落ち着いた空間が広がる「カ・ハク・ヒルトンクラブ」には、何度訪れても思い出に残る新たな物語が待っています。
人々でにぎわうカラカウア通りにショッピングに出かけた後は、ハワイのグルメシーンを牽引する有名シェフが腕を振るう人気店へ。
ハワイの魅力が凝縮した、ワンランク上の過ごし方をお楽しみいただけます。
カ・ハク・ヒルトンクラブの詳細はこちら(2026年オープン予定)

今回はいつもと視点を変えて「旅行に持っていかなくてもよいもの」をご紹介しました。飛行機の重量制限を考えると荷物は少しでも軽くしておきたいもの。行きでギリギリの重量になってしまうと、お土産を重量を気にしながら選ぶことになってしまうかもしれません。一度試しに「念のため」の荷物を減らしてみるのもよさそうです。
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