旅のヒント
vol.27
もくじ
海外ステイで買い物やレストラン選びに手間取った経験はありませんか?海外で過ごすバケーションを存分に楽しむためには事前の計画、予約、準備がとても大切です。旅行慣れしているCAの旅の計画の立て方や旅行準備のコツなどを知って、短い期間の旅行もしっかり楽しみつくしましょう。
旅行術1
便利アイテムで荷物はコンパクトに。スーツケースは大きめで
旅行に便利なグッズやパッキング術は以前にも「元CAが伝授!たった4つの知恵で簡単に賢くできる旅行のパッキング術」でご紹介しました。
今回は2~3日の短期間の旅行で押さえておきたいポイントを2つご紹介します。
荷物のポイント1 スーツケースは大きなほうが便利
一般的に、旅行の荷物はコンパクトにしたいもの。それに合わせてスーツケースも小さくしてしまいがち。
2~3日の旅行であれば、機内に持ち込める手荷物サイズの鞄に収めることも可能なので、小さなスーツケースを利用する方も多いと思います。
ただ、海外旅行などショッピングがメインな目的の旅行の場合、話は別です。
行きよりも帰りのほうが荷物も増えるため、旅慣れたショッピング好きのCAは大きめのスーツケースを用意して、持ち帰り用のスペースを確保しておきます。
このとき少なくとも、スーツケースの半分は空けておきたいもの。少しでも気に入ったものを買って帰れるよう、持っていく荷物は少なく、コンパクトにします。帰りの日にパッキングに悩む時間が短縮できます。
最近では預入手荷物の重量制限が厳しく、購入したチケットによって重量が異なる場合があります。荷物が重量オーバーになってしまわないよう、事前にチェックしておきましょう。
荷物のポイント2 荷物を少なくしても、靴は妥協しない
「荷物はコンパクト」が基本ですが、おしゃれには手を抜きたくないもの。旅行へ来たら、せっかくなので、雰囲気の良いレストランでも食事を楽しみたいですね。
そんな時に悩むのが、フォーマルな服装ではないでしょうか。フォーマルな装いの中でも、大きなポイントとなるのが実は靴です。
旅行にはカジュアルでもフォーマルにも使えるワンピースとストールがあると使い勝手が良いのですが、靴が ローヒールやサンダルでは、せっかくのドレスアップもバランスが悪くなってしまいます。
日本ブランド「FAMZON(ファムゾン)」
そんな時に便利なのが、ヒールを着せ替えることができる靴です。
日本ブランドの「FAMZON(ファムゾン)」は、ワンタッチでヒールを着せ替えることができる靴。
靴のボディの部分からヒールの部分を取り外すことができ、TPOに合わせて変えることができます。
ヒールの高さは4.5センチ 、6センチ、8センチの3種類。6センチと8センチヒールは1つのボディで着せ替えが可能です。
ヒールの太さも、安定感のあるブロックヒールやデザイン性の高いキューバンヒール、細身のピンヒールなどバリエーションが豊富。
組み合わせ次第では2000通り以上にもなり、自分だけの1足が作れるのも魅力です。
フランス生まれの「TANYA HEATH」
フランス生まれの「TANYA HEATH」もヒールの着せ替えが可能な靴です。こちらは1つのボディでローヒールからピンヒールまで、高さの異なるヒールを交換ができるタイプです。
ボディ約15種類に対してヒールは70種類とラインナップも豊富。インソールにあるボタンをワンクリックするだけで簡単に歩きやすさとデザインを調整できます。
着せ替えができる靴なら、観光には歩きやすい太めのヒール、ディナー時にはピンヒールでフォーマルに装うことができるため、1足で様々なシーンに対応できます。
また、通信販売をはじめ、いくつかのブランドでは折り畳みができる携帯シューズがあり、歩き回る観光用に持っていくCAもいます。
とてもコンパクトになるので、スーツケースに入れてもかさばりません。
FAMZON(ファムゾン)
https://famzon-int.com/
TANYA HEATH
フランスのパリ在住の女性Tanya Heathが2009年に立ち上げたブランド。
旅行術2
行きたいレストランや場所はInstagramでチェックして予約
現地をぶらりと散歩しながら気になるお店を見つけて入ってみるのも旅の醍醐味ですが、短期間の旅行で時間を有効に活用するなら、観光場所のチェックや施設、レストランの事前予約は必須です。
旅行先の情報を仕入れる時、CAがよく活用しているのはGoogle検索ではなくInstagram(インスタグラム)、略してインスタです。
インスタは写真をメインとしたSNS。投稿した写真にキャプションのように文章を入力できますが、多くは「ハッシュタグ(#)」と呼ばれるキーワードのような文字で関連付けをしています。旅行先で撮影した写真であれば「#沖縄」「#ハワイ」などです。中には、「#沖縄好きな人と繋がりたい」といったハッシュタグもあります。
多くの写真に、撮影した地名のハッシュタグが付けられているので、このハッシュタグを検索することで行きたい場所の写真を見ることができます。
検索の仕方はコツを掴めば簡単です。まず、旅行先の地名を入力して検索。出てきた写真を見て、キレイな景色、おいしそうな料理を探します。
になる写真をタップすると、写真上部に写真を撮影したユーザーと登録された地名などが出てきます。
投稿写真に位置情報が登録されていれば、これをタップすると地図が表示されます。ここで、宿泊場所から近いかなど大まかな位置を確認。
公式アカウントの投稿写真であれば、「詳細」を見ることで、さらに詳しい情報がわかります。
SNSを活用して、絶対に外したくない場所やお店は事前に予約をしておきます。
特に到着日の夕食や、帰る日の最後の食事の場所などは決めておくと旅行がスムーズです。
また、2泊3日の旅行であれば、終日自由に行動できるのは中1日のみ。
せっかくの1日を店選びで迷ってしまうのはもったいないので、短期旅行なら全日程を事前に決めてしまってもいいかもしれません。
その分、観光を楽しんだり、カフェでゆっくりお茶をするのもよいでしょう。
旅行術3
事前購入のホテル着配送で、お得に身軽にショッピング
旅行の楽しみのひとつ、ショッピング。お土産はもちろん、自分用のお買い物は、気分が上がるものです。
とはいえ、短期間の旅行では貴重な1日がショッピングだけで終わってしまい、観光がほとんどできなかった、なんてことになるのはちょっと悲しいですよね。
そこで活用したいのが、オンラインショップです。
海外旅行で行く国や地域に店舗があるブランドなら、事前にオンラインショップで購入しておきます。
お気に入りのショップやブランドのオンラインショップのサイトで購入するところまでは普段のお買い物と変わりはありませんが、購入時に入力する情報のひとつである、「お届け先」をひと工夫します。
例えば、アメリカに店舗を持つショップやブランドのオンラインショップで品物を購入。
通常であれば届け先は日本の自宅となり、海外発送となるのでそれなりの送料がかかってしまいます。
しかし、アメリカ旅行の予定に合わせて、自分が宿泊を予定しているホテルに購入した品物を届けてもらえば国内発送となるため、送料が抑えられるばかりか、場合によっては送料無料の範囲になることも。
アメリカの場合は、クリスマスセールや年に1度の大セールとして知られるブラックフライデーなどで、オンラインショップもお得な価格になることがあります。その時期に旅行予定があるなら、事前にオンラインショップで購入することで、リーズナブルに欲しいものを手に入れることができます。
この方法は日本国内での旅行にも応用が可能です。
例えば、沖縄への家族旅行で浮き輪やフロートボート、水中眼鏡とフィンなどかさばるものを持っていきたい場合。
出発前に購入する予定があるなら、オンラインショップで購入して、届け先を宿泊予定ホテルにします。
事前に購入してスーツケースに詰め込まなくてよいので、手間が省けるうえ行きの荷物が少なくなります。
注意点は2つ。受け取る側のホテルで、宿泊者本人からではないショップからの荷物を受領してくれるか、確認をすること。
次に、オンラインショップ側で自宅ではなくホテルへの配送をしてくれるか確認をすること。
OKの場合、「お届け先」にホテル名、宿泊者氏名に加えて、宿泊予定日の記載が必要です。
まずはホテルに受け取りの可否や必要記載事項を確認し、OKであればホテルへの配送をしてくれるショップでお買い物をします。
もちろん、着払いや代引きは使えません。
【ヒルトン沖縄瀬底リゾートの場合】
「お届け先」に「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」、宿泊者氏名、備考欄に宿泊予定日を記載。
※事前に荷物が届くことをお伝え願います。
なお、日本国内の場合は、宅配便のコンビニ受け取りサービスがあります。ホテルでの受け取りができない場合でも、近くにコンビニがあればそちらを指定することで受け取ることができます。
配送や受け取りについては、各ショップ、ホテル、運送会社などによって可否や注意点が異なるので、必ず事前に確認をしてください。
旅行術4
デビットカードや電子マネーを使って手間を省く
旅行に必要不可欠なものに、現地での小銭があります。ハワイをはじめアメリカは少額であってもクレジットカードが使えるお店が多いのですが、チップなどには現地通貨の現金が必要です。
日本国内では、小さなお店ではクレジットカードが使えないことも多く、事前にある程度の現金を用意しておく必要があります。
現地にも銀行はあるものの、週末旅行の場合、銀行はお休み。
異なる銀行のATMからの引き出しには手数料がかかり、土日・祝日ともなれば手数料は高くなります。
コンビニの銀行もありますが、何よりも「ATMを探す」という行為が、せっかくの旅行時間をつぶしてしまいます。
そこで便利なのがデビットカードと電子マネー。デビットカードは、クレジットカードのキャッシングとは異なり、手数料や利息がかからずに自分のお金を引き出すことができます。
海外旅行では現地でデビットカードを使って小銭を用意すると、チップ用に両替の銀行探しをする必要がなくなります。
国内旅行では電子マネーが便利です。キャッシュレス決済が推進されたことにより、この数年で普及が進み、利用できるお店が一気に増えました。
個人商店でも利用できるところが増え、かなり便利になっています。気を付けたいのは、お店によって利用できる電子マネーが異なる点です。
例えば沖縄では楽天Edyが他の電子マネーに比べて普及しているなど、地域によって「メジャーな電子マネー」があるので事前に調べておくとよいでしょう。
旅行術5
移動は公共交通機関中心だけど、配車アプリも活用
旅行好きも多いCA。旅行は何回でも行きたいですし、ショッピングも楽しみたいので、それ以外のところでは倹約家だったりします。
空港からの移動のほか町中の移動も安価な公共交通機関を利用することが多いのですが、最近は配車アプリ・サービスを活用することもあります。
ハワイでは「使いこなせばお得&スムーズ! ハワイ旅はUberとLyftで賢く動こう』で紹介しているように配車アプリ・サービスの利用が普及していて、安く移動する手段として利用する旅行者も増えています。また、東南アジアでは「Grab(グラブ)」という配車アプリ・サービスが便利です。
もちろん利用には、下調べや自衛が大切ですが、使ってみると「便利だった」という声が多いサービスです。
日本の場合は法律上、一般の人が運転する車に乗客を乗せて金銭を受け取ることができないため、日本の「Uber(ウーバー)」は正規のタクシー会社が提携しているので安心です。
配車アプリ・サービス自体はウーバーのほか複数あるので、旅行先が対応地域になっているアプリを事前に用意しておくとよいでしょう。
空港やホテルといったランドマークのない道の途中でも車を呼べるので、歩き疲れてしまったときなどに利用できます。
また、観光地ではタクシーの1日貸切などもあります。複数の観光地を訪れたい場合などに便利で、トータルで見ると比較的安価に利用できる場合もあります。
何よりも、電車やバスの乗り継ぎで時間をとられずに済むため、時短旅行には強い味方です。
国内線なら1日に何本もフライトがあるCA。国際線でも長時間のフライトとなります。
仕事で宿泊するときの自由時間は、ホテルでのバスタイムを充実させて、ゆったりのんびりと体を休めることが多いのが実情です。
その分、プライベートでは思い切り楽しむために、事前にしっかりと準備をして行きます。
今回ご紹介した時短術を使って、短い旅行期間を有効活用して楽しんでください。
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