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海外 旅行

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(2020.04.21 更新)
海外旅行には慣れていても、チップにはあまり馴染みがないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。日本には馴染みのない習慣ということで、どの場面、どのタイミングで渡せば良いのか迷ってしまいます。今回はハワイのチップの習慣やマナーをご紹介します。

そもそもチップとは何でしょう

ホテルで荷物を運んでもらったり、レストランなどでサービスを受けた時に感謝の気持ちを込めて渡す「心付-謝礼」がチップです。

アメリカでは、サービス業界の労働者の賃金はチップを受け取ることを前提にしており、低めに設定されています。

ウエイターやウエイトレス、ホテルではドアマン、ポーター、タクシーの運転手などには感謝の気持ちを込めて渡すようにしましょう。

また、通常のチップ以外にも、迷惑をかけたり、期待を上回るサービスを受けた時には金額にその気持ちを反映しましょう。

お教えします!スマートにチップを渡すコツ

チップを渡す際、カバンに手を入れ財布をゴソゴソ、財布を開いてお札を数えるというのは、スマートさに欠けます。

あらかじめポケットに少額の紙幣(1ドル札)を入れておくことをおすすめします。マネークリップなどを活用すると便利です。

また、チップを渡す際には、あまり周囲の人に見られないようににするのも大切なポイント。

ホテルのドアマンやポーターなどからサービスを受けたら、掌に収まるサイズ(二つ折り程度)にして、去り際にさっと渡すように心掛けましょう。その際に“Thank you”の言葉をお忘れなく。

知りたい!シーン別ハワイのチップの相場

● 交通機関

空港に着いてホテルへ移動する際には、タクシーの場合は配車係に1~2ドル、乗車料金の10〜15%をドライバーに渡しましょう。

細かい小銭は切り上げて渡す方がスマートです(例えば48ドルで20%チップを渡す場合、5.76ドルになりますが、この場合6ドル支払うのが粋です)。

エアポートシャトル、レンタカーシャトルのドライバーには荷物1個につき1ドル程度が相場です。

● ホテル

ポーターが部屋まで荷物を運んでくれた場合、荷物1個につき1~2ドル。ベッドメイキングは1人1日あたり1ドル〜。

毎日同じメイドとは限らないので毎日ベッドに置くのが基本です。

レンタカーを借りて駐車係にパーキングをお願いする場合は、1回につき3~5ドル程度をお渡しください。

● スパ・マッサージ

ハワイ滞在時の楽しみとして、スパやロミロミなどを満喫される方も多いのではないでしょうか?

こうしたサービスももちろん、チップの対象です。エステ、ネイル、ヘアサロンなども含め、料金の約20%前後が相場となっているようです。

チップは施術の最後にまとめて払うシステムがほとんど。レストランなどと同じく、伝票に含まれている場合もあるのでレシートの確認をお忘れなく。

● レストラン

チップの計算が少々煩雑なのがレストラン。レストランはランクによってチップが異なります。

高級レストランは20%、一般的なレストランは15%、ファストフード(フードコート、マクドナルド、スタバなど)はチップ不要です。

また事前にレシートの下のほうにチップ(TipまたはGratuity)のレートが記載されている場合、例えば、高級レストランでは、18%、20%のいずれかを選び丸印で囲みます。

お店によっては食事の料金にチップが含まれていることもあり、何も告げられないこともあるのでご注意を。レシートをしっかり確認するようにしましょう。

また、クレジットカードで支払う場合は、チップの欄に渡したい額を記載し、スタッフに渡せばチップ込みで計算をしてくれるので安心です。出掛ける際にたくさんの現金を持ち歩くのは危険が伴うため、可能であればクレジットカードの利用をおすすめします。

● バー

ハッピーアワーなど、カウンターで一杯楽しむ際にバーテンダーによく尋ねられるのが、「Open a tab(オープン・ア・タブ)」。

これは、飲みはじめる際にバーテンダーにクレジットカードを預け、まとめて支払いをするというもの。チップもお得になる場合があるので、ぜひお試しを。

反対に、「キャッシュ・オン・デリバリー(Cash on Delivery=COD)」の場合は、ドリンクを注文するたびに現金で支払うというスタイル。

基本的に1度につきチップは1ドルですが、少し高いドリンクなどを頼んだ場合は2ドル払うといったケースもあります。

覚えておくと便利!チップ支払い時に役立つ英会話フレーズ

ここで、ちょっとした英語のフレーズをご紹介します。よりスマートに対応できるように、ぜひ覚えて活用してみてください。
※お店とスタッフのサービスによって、チップの額は異なります。
※担当してくれたスタッフの方には、少し多めにチップを渡すとよいでしょう。

1,「おつりはいらないです」 → Please keep the change. 

2,「この〇ドル札を崩してもらえますか?」 → Could you please break this bill? 

3,「残りはあなたの分です」 → The rest is for you.
お会計の金額とチップを同時に払いたい時に。より丁寧に伝わります。

4,お会計を払った後に伝えたいひと言。お互いに嬉しい気持ちになるでしょう。
スタッフ「ありがとうございました。良い一日を」 → 「Thank you. Have a nice day!」
自分「ありがとうございました。あなたもね!」 → 「Thanks. You, too!」

5,スタッフからの質問に対する返事
「はい、お願いします」 → Yes, please. 
「いいえ、大丈夫です」 → No, thank you.

チップは感謝の気持ちを伝えるものなので金額に正解はありません。お子様と一緒の旅行で親切にしてもらったり、特別なサービスを受けた場合には、その気持ちを金額に反映しましょう。

ちなみにチップを小銭で渡すのは失礼にあたりますのでご注意ください。

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