世界のリゾートで暮らすように過ごす
vol.14
もくじ
コロナ禍において、ここ楽園ハワイでもビジネスや人々の生活が大きく変化しました。 そんな中、話題を集めているのが「ファーマーズ・マーケット」です。新鮮な野菜やフルーツなどを販売するローカル農園のブースはもちろん、現在は通常営業が難しいレストランやショップなどが数多く出店して賑わっています。 今回は「今、できること」に前向きに取り組むハワイの人々の様子を、お届けします。
ロックダウン中も営業!地元のオアシス的存在
「カカアコ・ファーマーズ・マーケット」
いくつかあるファーマーズ・マーケットのなかでも特に人気なのが、ハワイ州がロックダウン状態だった時も営業し続けていた「カカアコ・ファーマーズ・マーケット」。
ワード・ウェアハウス跡地で、毎週土曜の午前10時から正午に開催されています。
会場には本当に多くのテントが並んでいて、にぎやかな雰囲気。といっても「マスク着用」「ソーシャルディスタンス」などのルールに基づいて運営されているので、安心して買い物を楽しめます。
テント同士の間隔も広くとっているほか、敷地内にはハンドサニタイザーや手洗い用の水なども設置されています。
産地直送の新鮮野菜のブースには行列も!ブースによっては、入り口にビニール手袋を置いて感染対策しているところもあります。
もちろん、一度にテント内に入れる人数も制限されるなど、さまざまな工夫がなされています。
こちらはワイキキに2店舗を構える「ディーン&デルーカ ハワイ」のブースです。焼き立てのパンや素材にこだわったデリ、サンドイッチなどが並んでいてとてもお洒落。
実は2020年11月末まで、実店舗は休業していたのですが、その間もずっとファーマーズ・マーケットでは営業を続けていました。
店舗が閉まっていた時期には、なかなか買えない美味しい食パンやデリを求めて行列ができることも多かった人気ブース。
2020年12月に実店舗がオープンしてからも、変わらぬ人気を誇っています。上の写真は、スタッフのYukoさん。
ロゴの焼印が入ったパンは、早めに行かないと売り切れてしまう大人気アイテムだそうです。
※他開催場所に関してはHPでご確認ください
ハイビスカス柄の限定トートやエコバッグも販売している上、最近は、ファーマーズ・マーケット限定の「マスクケース」も登場!
まだまだ日常生活にも制限がある今だからこそ、こういう可愛らしいグッズを買いに行ける場所があることで、なんだかほっとした気持ちになります。
毎週通うリピーターも多く、週に一度この場所で挨拶を交わす…という常連さん同士のやりとりも見られるのだそう。
外出がままならない今だからこそ、そういった交流もファーマーズ・マーケットの楽しみのひとつなのです。
ちなみに、屋外のブースでもお支払いはうれしいキャッシュレス。クレジットカードなどでスマートに買い物ができるため、現金のやりとりがなく余計な接触がないのも安心です。
▼ディーン&デルーカ ハワイ 公式サイト
https://www.deandeluca-hawaii.com
大人気のレストラン「53 By The Sea」のブースも発見しました。「53 By The Sea」といえば、目の前に海を望む絶景が魅力のお洒落な高級レストラン。
そんなレストランのお料理やスイーツに、ファーマーズ・マーケットで出会えるなんて、今だけの特別な贅沢ではないでしょうか。
サンドイッチやブルスケッタなどの軽食メニューから、さくさくのクッキーやヨーグルトパンナコッタなどのスイーツまで、いろいろなメニューが揃っています。
なかでも、オーダーしてからその場で焼かれるハンバーグがたまらない「ロコモコ」は、早めのランチにもぴったり。半熟の目玉焼きを、とろりとからめていただきます。
ファーマーズ・マーケット・スペシャルの「プライムリブ・ホーギー」はボリュームたっぷり。甘い玉ねぎはハワイ産のローカルオニオンを使っています。
ファーマーズ・マーケット内では食事をすることができないので、テイクアウトして自宅や公園、ビーチなどで楽しむのがおすすめです。
現在「53 By The Sea」のレストランは、水曜~日曜のディナーと、日曜のみブランチタイムに営業しているそうです。
お洒落をしてゆったりお店で食事を楽しむのももちろん素敵ですが、人気レストランの特別な味をカジュアルに持ち帰れる今だからこそ、この機会も見逃したくないものです。
▼53 By The Sea 公式サイト
https://53bythesea.com
ハワイ州のロックダウン時には、不要不急の外出が禁止されてレストランやショップも閉まっていたのですが、一部のファーマーズ・マーケットは「エッセンシャル・ビジネス(日常生活に必要なビジネス)」として営業を続けていました。
そのため「とにかく今できることを頑張ろう」というビジネスオーナーと、「今必要なものを楽しみとともに購入しつつ、ローカルビジネスも応援したい」という人々が集まり、新しい交流の場としてのファーマーズ・マーケットが注目を集めている…そんな流れを感じています。
ついに営業再開で毎週にぎわう「KCC ファーマーズ・マーケット」
また、旅行者にも大人気だったKCC(カピオラニ・コミュニティ・カレッジ)ファーマーズ・マーケットも2020年11月半ばに再開して話題に。
こちらも、ソーシャルディスタンスやマスク着用などのルールを守りつつ、元気に営業しています。開催日は毎週土曜の午前7時半から11時。
ダイヤモンドヘッド登山口の近くにあるので、ハイキングとセットで楽しむ人も多いマーケットです。
新鮮な野菜やフルーツ、日本では珍しいトロピカルな生花などに加え、ハワイ産のコーヒーやはちみつ、さらに朝食にぴったりの軽食を扱うフードブースなど、とにかく多数のテントが並ぶ会場。
営業再開を心待ちにしていた地元の人たちが毎週集まり、活気に満ちあふれています。
紫色のテントが目印の「アイカネ・プランテーション」では、ハワイ島のカウエリアにある農場で手摘みされたカウコーヒーを販売。
香り高いホットコーヒーは、酸味や苦味が抑えめでやさしい味わいが最高です。
こだわりの1杯で、土曜日の朝をすっきり気持ちよくスタートしてみませんか。ホットコーヒーのほか、アイスコーヒーやコーヒーゼリーなども人気です。
また、日本人のスタッフさん(写真右:モリヤさん、写真左:オサムさん)に、コーヒーについての説明を聞くことができるのも人気の秘密です。
▼アイカネ・プランテーション 公式サイト
http://kaucoffee.jp
ワイキキにカフェを構える「ハワイアン・クラウン」のブースでは、メイド・イン・ハワイのパイナップルをたっぷりに使ったジュースをどうぞ。
一番人気だというリリコイ・パイナップルジュースがこちら。きりりと冷えていて、スッキリした甘酸っぱさとハワイの恵みがたまりません!
お洒落なメイソンジャーに入ったフォトジェニックなドリンクを飲めば、ヘルシー&ビューティーな一日を過ごせそうです。
▼ハワイアン・クラウン 公式サイト
https://hawaiiancrown.com
数あるテントの中でひときわ目を引く行列ができていたのは、ハワイ島産のあわびを扱う「コナ・アバロニ」です。
ハワイ島コナの海洋深層水を使って育てられる「エゾアワビ」は、ハワイの有名寿司店などへも卸される高級品。
ハワイ島から届いたばかりの新鮮なアワビをその場で調理していて、まさにできたての贅沢な味を堪能できます。
味噌ガーリック」「ジンジャー」「ガーリックバター」の3種類を一度に楽しめる、こちらのセットが一番人気!
香ばしいガーリックと磯の風味、アワビのコリコリした食感が絶妙な「ハワイが生んだ最上級の海の幸」…なるほど、行列ができるわけです。
▼ロナ・アバロニ 公式サイト
https://www.bigislandabalone.com/ja/
現在は、密になってしまうことを避けるため会場内での飲食はできませんが、お気に入りのハワイの味をテイクアウトしてピクニック気分で食べるのは最高です。
朝のさわやかな空気をいっぱい吸って、ここから素敵な一日をスタートしましょう!
新しい環境、厳しい制約の中、ハワイの人々は助け合いながら前向きに頑張っています。
出店している方も、お互いに声を掛け合ったり、商品を紹介し合ったり、笑顔でお仕事されている様子が頼もしい限り。
皆さんも、ハワイへいらっしゃったら、ぜひファーマーズ・マーケットへ。地元の恵みを楽しみながら、ローカルサポートに貢献してみてはいかがでしょうか?
Kaka’ako Farmers Market カカアコ・ファーマーズ・マーケット
1050 Ala Moana Blvd A1, Honolulu, HI 96814
毎週土曜日 8:00a.m.~12:00p.m.
KCC Farmers’ Market KCC ファーマーズ・マーケット
4303 Diamond Head Rd, Honolulu, HI 96816
毎週土曜日 7:30 a.m.~11:00 a.m.
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