旅のヒント
vol.30
もくじ
アメリカの食文化の影響を受け、美味しいステーキ店が豊富な沖縄。最近では沖縄ブランドの牛肉を楽しめるお店も登場し更に熱く盛り上がっています。そこで今回は、ランチやディナーで行きたい有名ステーキ店をご紹介。ヒルトングランドバケーションズが発行する「沖縄プレミアムパス」を利用できるお店も紹介しています。
石垣牛を堪能「神戸BAR 仲々」【那覇】
沖縄のステーキ文化をけん引しているともいえる那覇。飲んだ後には「〆のラーメン」ならぬ、「〆のステーキ」が定番と一時期話題になっただけあり、多彩なステーキレストランが揃っています。
その中でも、落ち着いた雰囲気で炭火焼きのお肉をゆっくりと味わえるお店として注目されているのが「神戸BAR 仲々」。店名に入ると、沖縄にいながら神戸を感じる内装です。ステーキレストランかと思いきやバーなのも興味をそそります。とても気になるお店です。
同店は、店名通りバーとしてお酒を楽しむことができますが、沖縄県産の石垣牛のステーキが絶品と、食事をしに通う人も多いお店です。また、オーナー神戸出身で神戸牛にも精通しており、牛肉の肉質などを評価した格付けの中で最高ランクであるA5、A4ランクの神戸牛が味わえることも特徴です。
それでも、おすすめはやはり石垣牛。
サシの入った和牛ながら、お肉らしい歯ごたえをしっかりと感じる、沖縄が誇るブランド牛で「石垣牛サーロインステーキセット」(7,000円)や「石垣牛フィレステーキセット」(8,100円)がおすすめです。
オーナーが厳選した石垣牛を備長炭で焼き上げるため旨みがお肉の中に閉じ込められ、ひと口食べれば香ばしくも馴染みの良い肉の甘みが広がります。
お肉の味が濃いので、シンプルにワサビと沖縄・与那国島の塩でどうぞ。この黒潮源流塩というこのお塩は、まろやかな塩味で甘みすら感じるほど。
オーナーが惚れ込んだこだわりのお塩が、お肉の旨味をグッと引き立ててくれます。
その他、「沖縄県産 山原鶏若鶏ステーキ」「あぐー豚 三枚肉ステーキ」なども人気です。山原鶏は朝引きの新鮮なものを使用し、備長炭の超強火で一気に焼くため、ジューシーに仕上がります。三枚肉ステーキは、あぐー豚の脂の甘みがじんわりと口内に広がり、豚肉のおいしさに改めて驚いてしまいます。
お店には掘りごたつ式の個室の他、カウンター席もあり、カップルはもちろん女性の1人客も入りやすい雰囲気。バーなのでランチ営業はなく、最近ではオープン直後から来るお客さんも多いとのことなので、予約がおすすめです。
【神戸BAR 仲々】
沖縄県那覇市牧志1-1-14 安木屋ビル1F
5:00 p.m. – 11:00 p.m. (L.O.10:30 p.m.)
月曜定休
https://kobebarnakanaka.gorp.jp/
コスパも味も◎「COMMONS STEAK(コモンズステーキ)」【糸満市】
今、沖縄の地元の方たちに大人気のランチステーキが、糸満市にある「1,000円ステーキ」で話題の「コモンズステーキ」です。冷凍を一切せずにチルド管理され、お肉本来の旨みやジューシーさが引き出されたお肉好きの方のための赤身の熟成肉です。4種類のスパイスを調合したオリジナルスパイスで下味をつけ、お肉の味を引き立てています。
一番人気は看板商品にもなっている「1,000円ステーキ」ですが、せっかくなら3種類の部位が食べ比べできる「コモンズプライム」(2,000円)がおすすめ。肩ロース、上ミスジ、サーロインと単体で人気のステーキを味わえるお得なメニューで、部位によって旨みや食感、脂の甘みなどがどのくらい異なるのかを食べ比べも楽しめます。
ソースは、沖縄ならではのA1ソースや、にんにく醤油、和風おろし、わさび醤油など多彩に用意されています。20種類のスパイスを配合したオリジナルのシーズニングスパイスをはじめ、どれもお肉の味を引き立てくれるので、少しずつ好きな味を楽しむこともできます。
他にも、200gと大きめのお店手作り「牛100%ハンバーグ」(1,000円)はお子様にも人気。様々な部位が混ざっている「乱切りミックス(サイコロステーキ)」(1,000円)などもお得感があります。
支払いは券売機による事前購入のチケット制で、前述で紹介したステーキやハンバーグはグラム数を選ぶことができます。スープやご飯、地元の野菜を中心にしたサラダバーのサラダはお代わり自由と嬉しいシステム。中でもスープは多彩で、定番の卵スープやコーンスープの他、季節によってはユッケジャンスープやキムチチゲスープなども登場したことがあるとのこと。スープバーで提供される牛すじカレーは、密かな人気メニューなのだそう。
営業は、平日はランチの時間帯のみ。日曜日だけディナー営業をしています。12時前後が混雑していて待つこともあるようですが、これだけのお得なお値段と味、品質を考えれば「待つ価値はあり」。一度は試しておきたいステーキです。
【コモンズステーキ】
沖縄県糸満市西崎町3-420
月~土曜11:00 a.m. – 3:00 p.m. (L.O.3:00 p.m.)、
日曜11:00 a.m. – 9:00 p.m. (L.O.9:00 p.m.)
火曜定休
instagram
40年以上受け継がれてきたステーキ「パブラウンジ エメラルド」【北中城村】
創業数十年といった老舗ステーキ店も多い沖縄。こちらのエメラルドも1979年創業と昔から地元の方々に愛されてきたお店です。名前の通り、もともとはお酒を提供するパブでしたが、お客様からのリクエストでステーキを出したところ人気となり、今では「エメラルドのジャンボステーキ」として有名です。
「ジャンボステーキ」というだけあり、1人前350グラムのビッグサイズ。それなのに金額は2,475円と手頃な点も人気の理由のひとつです。オープン当初から変わらぬしょうゆベースの特製つけダレにロースの赤身肉を1日漬け込んでおり、お肉の旨味を感じながらもさっぱりとした味わいに仕上がっています。そのため、女性でもペロリと食べてしまう人がほとんどだそう。
もうひとつのおすすめは、ロース肉の中でも上質なリブロースを使った「プレミアムリブステーキ」(4,200円)。A4ランクの牛肉を450グラムものサイズでいただくことができます。
とてもやわらかく上質な肉質なので、スッとナイフが通ってしまうほど。噛むごとに肉汁が広がり、お肉の旨味を堪能していれば、「あっという間に食べきってしまうこと間違いなし」な一品です。どちらのステーキもセットとなっており、ライスまたはパン、コーンスープ、サラダが付いてきます。
創業当時はお酒が中心でしたが、現在ではステーキの他、洋食から和食、沖縄料理まで揃うレストランとして活用できます。ステーキも紹介したジャンボステーキの他、Tボーンステーキや石垣牛のステーキ、200gと小さめのレディースステーキ、ハラミ肉を使ったハンバーグステーキなど種類が豊富。それぞれお肉に合わせた下味を付けていて、どれもお肉本来の味わいを引き立てています。
また、こちらのお店は、素敵な内装やロケーションもおすすめポイントです。広々とした店内は木目調で整えられ、革張りのソファやモダンレトロなインテリアは、長年愛されている老舗ならではの雰囲気。
大きな窓からは北中城村の豊かな自然が見渡せます。テラス席からは海も臨めるので、大切な人とのお食事から家族連れ、友人同士など幅広い客層から人気です。11時からの通し営業のため、ランチやディナーどちらでも利用できるのも嬉しい点です。
【パブラウンジ エメラルド】
沖縄県中頭郡北中城村字島袋311
11:00 a.m. – 11:30 p.m. (L.O.10:30 p.m.)
無休
もとぶ牛やあぐー豚を堪能「琉球BEEF&BEER」【恩納村】
自然豊かな沖縄で、ゆったりと育ったもとぶ牛やあぐー豚など、沖縄県産のお肉を楽しめる「琉球BEEF&BEER」。ステーキメニューをおまかせコース2種類のみのメニュー構成にすることで、希少といわれるもとぶ牛をコンスタントに、リーズナブルに提供しています。
もとぶ牛とあぐー豚を楽しめるのは、「焼肉8種と、名物塊肉の鉄板焼きコース12品」(6,380円)。もとぶ牛のハツやハラミといった部位の盛り合わせや、仕入れ状況によって部位が変わる赤身肉を中心とした3種の盛り合わせ、卵黄でいただく大判のみすじなど、もとぶ牛の様々な部位を楽しむことができます。
これらの部位は焼肉として自分で焼いていき、その間にシェフが塊肉を焼き上げてコースのメインとして提供します。塊肉はもとぶ牛ではありませんが、2人前180gを塊でじっくり焼くことで肉汁が閉じ込められ、旨味たっぷりのステーキとなります。
コースではこの他、あぐー豚の野菜巻きや、もとぶ牛すじのカレーなども提供され、人気のもとぶ牛をたっぷりと堪能できます。コースの最後を締めるのは、特製かき氷。
定番のマンゴーミルクの他、季節のかき氷が選べます。季節のかき氷はこれまでにバジルレモンや沖縄黒糖きな粉などが登場し、お肉を堪能したあとのお口直しにさっぱりとリフレッシュしてくれます。
もうひとつのメニューは「ステーキコース」(4,180円)です。オージービーフの最上級プライム牛を仕入れ、サーロインなら250g、フィレなら180gのステーキで提供。「これぞ沖縄のステーキ」らしい、肉々しさを楽しむならサーロインを。上品な肉の旨味を味わうならやわらかな肉質のフィレがおすすめです。
ステーキコースでは、季節のポタージュや沖縄産の野菜を使った島野菜スムージードレッシングをかけたグリーンサラダもついてくるので、ステーキを中心に楽しみたい方はこちらコースを頼むそうです。また、お子様には「もとぶ牛の手ごねハンバーグ」(1,650円)が人気。ご飯の上に肉汁たっぷりのハンバーグとスクランブルエッグがのったスペシャルなハンバーグセットです。
お店はディナーのみの営業で完全予約制。当日予約は14時から可能なので、事前に予約ができなかった場合でも、当日にチャレンジしてみるとよいでしょう。レンガ造りの外観に、コンクリート打ちっぱなしの壁面に大きく描かれた牛のイラストが印象的な店内で、リーズナブルにお肉を味わえます。
【琉球BEEF&BEER】
沖縄県国頭郡恩納村安冨祖1231
5:00 p.m. – 11:00 p.m. (L.O.10:00 p.m.)
火曜日定休
ステーキもシーフードも楽しめる「サムズバイザシー泡瀬」【泡瀬】-沖縄プレミアムパス加盟店-
ヒルトングランドバケーションズでは、県内でのアクティビティやお買い物、お食事などでお得なサービスを受けられる「沖縄プレミアムパス」を発行しています。
沖縄の老舗ステーキレストランとして県内に9店舗を展開するサムズグループの2店舗では、同パスをご利用いただけます。サムズアンカーイン宜野湾店とサムズバイザシー泡瀬店では、「沖縄プレミアムパス」を提示したお客様に、沖縄で人気の「ブルーシールアイスクリーム」のアイスがサービスされます。※
サムズバイザシー泡瀬店は、中城湾に面した広い敷地にあり、窓からは海を眺めることができる絶好のロケーション。夜になれば対岸の夜景なども楽しむことができるため、地元の方々もカップルや家族の記念日などに訪れるとっておきのお店です。
※こちらの特典は2021年8月の内容です。
オープン当初は在留するアメリカ人向けにステーキを提供していたことから、ステーキのスタイルはアメリカンらしく肉厚なお肉。ベテランのシェフが炭火焼きで豪快かつ丁寧に焼き上げます。
おすすめは「サムズスペシャルリブロースステーキ」(1,980円)。ロースの中でも赤身と脂のバランスが良く、コクのある部位です。やわらかくジューシーに仕上がったお肉にバターを溶かしていただくと、さらにコクが増して肉汁が口の中に広がります。
海に面した店舗だけに、シーフードも人気です。「活!ロブスター(オマール)1尾&フィレミニオンステーキ」(6,850円)は、生きた新鮮なオマール海老から調理するため旨みが凝縮され、海の香りを楽しむことができます。大きなオマール海老に並ぶのは、同店自慢のフィレミニオンステーキ。テンダーロインステーキをベーコンで包んだ贅沢なステーキです。フィレミニオンステーキは単品でもオーダーが可能で、どのステーキにも自家製パンとスープ、サラダがセットでついてきます。
店内は洋船をイメージしたインテリアになっており、楕円の窓から望む景色はロマンチックそのもの。店内の調度品や飾られた写真などにもひとつひとつに歴史があり、落ち着いた雰囲気の中で食事が楽しめます。
今回紹介したお店の中では一番の老舗となるサムズグループ。1970年に1号店がオープンしてから50年以上の歴史があり、その1号店がサムズアンカーイン宜野湾店です。こちらは鉄板焼きのお店ですので、食べ比べてみるのもおもしろいでしょう。
【サムズバイザシー泡瀬店】
沖縄市泡瀬1-41-15
ランチ 11:30 a.m. – 3:00 p.m. (L.O.2:00 p.m.)
ディナー 4:00 p.m. – 8:00 p.m. (L.O.7:00 p.m.)
年中無休
http://www.sams-okinawa.jp/by_the_sea/
沖縄の食文化を語るうえで外せないステーキ。沖縄ならではブランド牛のステーキや、アメリカンなステーキなど様々なスタイルがあります。ランチやディナーでぜひ、楽しんでください。
※沖縄プレミアムパスは、沖縄県内(那覇空港、沖縄県内のヒルトンホテルなど)の当社デスクでお受け取りいただけます。
※文中の金額は、2021年7月中旬取材時のものです。
※時節柄、営業時間などが変更となっている可能性があります。事前に、お店にお問い合わせいただくか、SNSやホームページなどでご確認をお願いします。
私だけのとっておきのリゾートへ!
選べるヒルトングランドバケーションズのリゾートは▼こちら▼から!
現在、那覇空港のヒルトングランドバケーションズのデスクでは、沖縄をお得に楽しめる沖縄プレミアムパスもご案内しております。ぜひ、お立ち寄りください。