旅のヒント
vol.113

もくじ
旅の必需品、スーツケース。国内旅行や海外旅行など、宿泊数や旅行先、旅行スタイルに合わてサイズ違いをいくつか持っていると便利です。特にここ数年、スーツケースの機能は目覚ましく進化しています。軽量化や多機能化が進み、より使いやすく便利になりました。今回は宿泊日数などに合わせた人気のスーツケースをご紹介。新しいスーツケースで快適で素敵な旅を楽しみましょう。
スーツケース選びのポイント

スーツケースを選ぶ際に、目安となるのが荷物の量です。荷物の量は、宿泊日数と旅行先の気温や気候に応じて変わるため、何を優先したいかで選ぶと良いでしょう。
スーツケースのサイズは、宿泊日数で選ぶ

一般的にスーツケースを選ぶ時の目安として、1泊10Lの荷物と言われています。2泊3日なら30L前後。1週間ほどなら70L前後となります。
例えば、コンドミニアムスタイルの滞在先でランドリー設備のある部屋なら、旅先で洗濯できますので日数分の着替えがなくても大丈夫です。キッチン付きのお部屋であれば、持ち込みたい食材や調味料などの荷物が増えることもあります。宿泊数、旅行先の気温、滞在スタイルに応じて荷物の量を想定しましょう。
また、せっかくの旅行です。お土産を購入したり、現地で必需品を購入することもあるもの。少し大きいスーツケースを用意して、パッキング後も中身に余裕がある状態で旅立つのがおすすめです。
スーツケースは、機内持ち込みor預け入れで選ぶ

飛行機で旅行をする場合、荷物を機内持ち込みにするのか、預け入れにするのかは大きなポイントです。近年は国内線の荷物の搬出がかなりスピードアップしており、預け入れている場合でも数十分待つといったことはあまりありません。それでも、到着してすぐに動きたい場合は、機内持ち込みが可能なサイズのスーツケースにします。
一般的に機内持ち込みサイズと呼ばれているものは、縦・横・奥行の3辺の計が115cm以内を指しますが、これは航空機の座席数が100席以上の場合。国内線の場合、100席未満の機体の場合もあるため、その場合は3辺の計が100cm以内となります。また、LCCは各航空会社によって独自の規定が設けられている場合があるので、注意が必要です。
なお、スーツケースを含めた荷物は、サイズだけでなく重量も関係してきます。重量も機体や航空会社によって制限が異なります。また、重量制限がシビアになっているため、わずかな重量オーバーでも加算料金が発生します。スーツケース本体も、できるだけ軽いものを選ぶのがおすすめです。
スーツケースを機能で選ぶ

近年、スーツケースにはさまざまな機能が追加され、実用性が向上しています。その代表的なものが、フロントオープンやフロントポケットの機能です。
通常、スーツケースはセンター部分から左右の「蓋側」と「底側」に分かれて荷物を出し入れします。そのため、宿泊先へ到着する前に使いたいものがある場合は、手持ちの荷物に入れるか、都度スーツケースを開けなければなりませんでした。しかし、フロント部分に別のポケットがあれば、出し入れの頻度が高いものをそこに収納できます。
このフロントオープンやフロントポケットの機能は、モバイル機器を持ち歩く時にも便利です。例えば、飛行機搭乗時の保安検査ですぐに取り出すことができ、新幹線などの移動ではガイドブックやブランケットなどを入れておいて、必要時に取り出すことができます。
また、手荷物や紙袋などをかけられるフックやUSBポートなどを備えたものもあり、便利に進化しています。
ハワイやグアムなどのアメリカ圏はTSAロック付きを

TSA(米国運輸保安庁)ロックは、アメリカを旅行する時に便利な機能です。スーツケースを預ける際、防犯のためにも鍵をかけますが、ハワイを含むアメリカの空港ではX線検査の不審物チェックのため無作為にスーツケースを開けることがあります。この時、TSAロック付きのスーツケースなら、TSA職員がもつマスターキーで開けることができます。
ハワイやグアム、アメリカ本土への旅行も想定する場合はサイズにかかわらず、TSAロック付きのスーツケースを選ぶと良いでしょう。
スーツケースの注意点

荷物を運ぶスーツケースは耐久性に優れていますが、長年使用している場合は注意が必要です。特に、キャスターやハンドル部分は、階段や少しの段差、石畳の道を進む時の衝撃などでダメージが蓄積されやすく、故障しやすいもの。
久しぶりの海外旅行などでスーツケースを利用する場合は旅行準備を早めに行い、スーツケースのキャスターが劣化していたり、ハンドルがぐらついたりしていないか事前に確認をしておくと良いでしょう。
最近のスーツケースは走行音に配慮したキャスターや、操作性に優れたキャスターを採用しているので、早めに確認して、必要な場合はメーカーに修理依頼をしておきたいところです。この時、5年、10年といった長期保証のあるスーツケースなら、安心です。
国内旅行1~2泊に人気 コンパクトな多機能スーツケース

国内旅行では、飛行機のほか、新幹線などでの移動も考えられます。1泊~2泊の京都や小田原への週末旅行に便利なのが、多彩な機能が備えられたSサイズのスーツケースです。
なかでも最近のトレンドとなっているのが、多機能スーツケースと呼ばれるものです。たとえば、出し入れの頻度が高いものを入れておけるフロントオープン機能や、お土産など小さなものを下げられるフック、移動中も便利なドリンクホルダー、モバイルバッテリー用の充電ポートなど、さまざまな機能がついています。

OEM商品や輸入商品を扱うリベティが手掛ける多機能スーツケースは、フロントオープンはもちろん、荷物用フックや充電ポートなどに加え、持ち手の部分がスマホスタンドになるなど細かな工夫が満載。ちょっとした待ち時間に充電しながらスマートフォンを置いて眺めることができます。
また、ドリンクホルダーも嬉しい機能。新幹線の移動では、乗車前にドリンクを購入することも多いのですが、スーツケースを引きながらドリンクを持つと両手がふさがってしまいます。チケットやスマホを取り出す時にホルダーがあれば、ドリンクを置けるのでとても便利です。観光中に荷物を気にせず、気ままにカフェに立ち寄ることができそうです。

これらのプラスアルファな機能に加え、キャスターロック機能、持ち手(ハンドル)の高さが自由に変えられるテレスコープハンドルなどを採用。静穏性の高い国内メーカーのキャスターは、万が一壊れた場合でもネジ式で簡単に取り換えができるといった最新の機能を装備しています。また、100席以上の国内線の機内持ち込みサイズ115cm以下でコンパクトでありながら、40Lという容量もあるため泊数の多い国内旅行をカバーできる優秀なスーツケースです。
なお、現在の100%ポリカーボネート素材のものに加え、2025年夏ごろにはアルミニウム素材の新作が登場予定です。

多機能スーツケース20インチ Sサイズ
サイズ:約36×25×54cm
容量:約40L
重量:約4.5kg
素材:ポリカーボネート
保証:1年
HP:libetee.net/category/all-products
国内旅行2~3泊におすすめ 機内持ち込みサイズならフロントポケット

国内線の飛行機を利用する場合、スーツケースを機内持ち込みにすれば、到着後スピーディーに行動できます。機内持ち込みサイズのスーツケースで便利なのが、フロントオープンタイプです。
エースの日本製トラベルバッグブランド「PROTECA (プロテカ)」の「マックスパス4」は、ワンタッチオープン式フロントポケットを備えており、荷物のスムーズな出し入れが可能に。ワンタッチで開閉できるので、荷物検査の時などにパソコンや電子機器関係を素早く取り出し検査を受けることができます。
ジェンダーレスのシックな色味に、スタイリッシュながらもかわいらしさも兼ね備えたデザインで、旅行やビジネスどちらにも馴染みます。独自開発の「サイレントキャスター®」がアスファルトでの走行に威力を発揮します。ハンドルの手元部分に車輪を固定できるスイッチがあるのも嬉しい配慮です。

マックスパス4」は2サイズがあり、国際線・国内線100席以上の航空機の機内持ち込みに対応する標準サイズ「No.01471」と、国内線の就航が多いLCCの機内持ち込みサイズに対応可能※な「No.01472」があります。人気なのは、四角いフォルムが印象的な「No.01471」。機内持ち込みサイズながら40Lの容量となっており、3~4泊の旅行にも対応できます。
※LCC航空会社により持込制限サイズが異なるため、すべての航空会社に対応するものではありません

なお、エースにはプロテカ以外にも様々なブランドがあります。米国発トータルラゲージブランド「ZERO HALLIBURTON(ゼロハリバートン)」からは、2025年3月に美しいアルミラゲージの新作が登場。創業当時の素材に拘り、一般的なアルミニウムよりも高耐久なアルミニウムを独自の加工で薄くし、軽量化を実現。伝統の優美なフォルムが印象的です。
プロテカ マックスパス4
サイズ・重要・容量:
No.01471 50×40×25cm/3.6kg/40L
No.01472 55×36×20 cm/3.5kg/29L
素材:ポリカーボネート
保証:3年間無制限の無償製品保証「プロテカ プレミアムケア」+7年間の製品保証
HP:store.ace.jp/shop/g/g01471-02/
ゼロハリバートン ヘリテージライン(No.94422)
サイズ:56×35×24cm
容量:34L
重量:4.9kg
素材:アルミニウム
保証:10年
zerohalliburton.jp/pages/heritage-line
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5泊までの海外旅行に人気な 拡張機能もある軽くて取り回しが良いスーツケース

海外旅行、特にハワイ旅行は少し大きめのスーツケースで行きたいところ。夏服がメインとなるので洋服は少なめですが、帰りにたくさんお土産を購入したい方は、拡張機能があるスーツケースがおすすめです。
アメリカの老舗ブランド、サムソナイトの「ミンター」は、洗練されたデザインとパッキングしやすいよう内部のディバイダー(仕切り)が工夫されているなど、使い勝手の良いシリーズです。

高級感あるデザインながらも、フロント部分には荷物をかけるフックが付いているほか、サスペンションを搭載した操作性の高いキャスターを採用して機能性も抜群。荷物整理に役立つパッキングキューブも付属しています。
通常サイズ時の容量は約75Lですが、拡張(エキスパンダブル)機能を使えば約92Lまで収容可能。荷物が増えてしまった場合に調整ができます。

ミンター スピナー69 エキスパンダブル
サイズ:69.0×49.0×29.0 cm (拡張時 奥行33.0cm)
容量:75L(拡張時 92 L)
重量:4.6kg
素材:ポリカーボネート
保証:条件付き10年
HP:samsonite.co.jp/samsonite/minter/spinner69exp/ivory/ss-134536-1451.html
1週間以上の海外旅行に人気 スタイリッシュなデザインと軽さを重視

1週間以上の滞在型の旅行には80L以上のスーツケースがおすすめです。ただ、荷物がたくさん入るということは、それだけ重量も増えることになります。スーツケース本体は、軽さと丈夫さを兼ね備えたものにすると良いでしょう。
バケーションスタイル編集部スタッフにファンが多い、ドイツの老舗ブランドRIMOWA(リモワ)。先進的なデザインや素材をいち早く採用してスーツケース業界をけん引してきたブランドのひとつです。

「Essential Lite (エッセンシャル ライト)」シリーズは、同ブランドの中で最軽量を誇るコレクション。中でも「チェックインL 」は、81Lの容量を誇るLサイズながら重さは3.7 kg。内部の仕切りもきれいに分かれているため、パッキング時の整理整頓もしやすくなっています。軽さを追求するために採用されたT字ハンドルは、使い方に少しコツが必要ですが、慣れれば楽々と移動できます。また、過酷な状況にさらされがちなスーツケースなだけに、保証も重要です。RIMOWAは2022年7月25日以降に購入したすべての新しいスーツケースに生涯保証がついており、安心して長く使い続けることができます。
Essential Lite(エッセンシャル ライト)チェックインL
サイズ:78×51×26.5cm
容量:81L
重量:3.7kg
素材:ポリカーボネート
保証:生涯保証
家族で海外旅行 大容量スーツケース+機内持ち込みサイズ

小さなお子様連れの家族旅行では、荷物量も増えがちです。そんな時は、大きなスーツケースをひとつ用意し、そこに家族全員分の荷物をまとめると便利です。加えて、パパとママどちらかが機内持ち込みサイズのスーツケースに、機内で必要となりそうなグッズをまとめておくと、荷物数を極力減らして旅行ができます。

家族全員の荷物を入れるなら、100Lを超えるような大容量スーツケースが良いでしょう。選ぶ時のポイントはやはり軽さです。サムソナイトの「シーライト スピナー81」は衝撃耐性と軽量性を兼ね備えた独自素材の「Curv®(カーヴ)」を採用することで、約3.1kgという軽さを実現。貝殻を思わせる優美なカーブを描くラインが印象的なデザインは、大型スーツケースにありがちな圧迫感を軽減してくれます。
シーライト スピナー81
サイズ:81.0×55.0×34.0cm
容量:123L
重量:3.1kg
素材:Curv®(カーヴ)
保証:条件付き10年
HP:samsonite.co.jp/samsonite/c-lite/spinner81/midnight_blue/ss-122862-1549.html
ハワイで暮らすような旅を
2026年、ワイキキにカ・ハク・ヒルトンクラブが誕生予定

※CGイメージ。実物と異なることがあります。
ヒルトンクラブ初のハワイリゾート「カ・ハク・ヒルトンクラブ」。ワイキキ中心部にありながら、エレガントで落ち着いた空間が広がる「カ・ハク・ヒルトンクラブ」には、何度訪れても思い出に残る新たな物語が待っています。
人々でにぎわうカラカウア通りにショッピングに出かけた後は、ハワイのグルメシーンを牽引する有名シェフが腕を振るう人気店へ。
またローカルのスーパーマーケットで食材を購入して、広々としたキッチンがあるお部屋でハワイ料理のクッキングに挑戦しても良いでしょう。
ハワイの魅力が凝縮した、ワンランク上の過ごし方をお楽しみいただけます。
カ・ハク・ヒルトンクラブの詳細はこちら(2026年オープン予定)
進化しているスーツケース。年々、軽量素材や耐久性の高い素材、デザイン性の高いものが各メーカーから登場しています。現在持っているスーツケースが劣化し年数も経ってきたら、今後10年以上長く愛用できるものを新調しても良さそうです。お気に入りのスーツケースで旅をしてみませんか。
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