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沖縄の「道の駅」を巡るドライブ旅

もくじ

地元の新鮮な野菜や果物をはじめ、地域の特産品を購入できるのが魅力の「道の駅」。今号では、那覇空港からザ・ビーチリゾート瀬底までのアクセスの途中に立ち寄れる、沖縄中部の道の駅をご案内します。

一般道でドライブ中の休憩所として利用される道の駅ですが、近年では地域の特産品を求め、わざわざ買い物に出かける旅の目的地として人気を集めています。沖縄にもその地域ならではの品をお得に買えたり、貴重な風景に出会えたり、それぞれに特徴を持った道の駅が点在しています。そこで、沖縄のリゾートに訪れたらぜひ立ち寄っておきたい道の駅を巡りました。

那覇空港から北谷へ

那覇空港からザ・ビーチリゾート瀬底・ヒルトンクラブへの移動の手段として、最も便利なのはレンタカーの利用ではないでしょうか。リゾートが位置する沖縄北部までは、沖縄自動車道(有料道路)を利用してまっすぐ向かう方が多いと思いますが、時には夕方のチェックインを目指して、道の駅に立ち寄りながら、ゆっくり一般道でのドライブを楽しんでみませんか。

レンタカーを利用する場合は、事前のご予約がおすすめ。まずは空港を出たら、レンタカーの営業所まで、各社が用意したバスで移動するのが一般的です。

那覇空港の到着ロビーを出ると、出口の自動ドア横にレンタカー各社の送迎バス乗り場の案内図がありますのでご確認ください。

横断歩道を渡った先に係のスタッフが待っていますので、チェックを受けてバスに乗り込みます。ここから各社レンタカー営業所までは約20〜30分。繁忙期は空港周辺の道路が渋滞するため、もう少し時間がかかることもあります。

那覇空港近辺から国道58号を北上すると、30〜40分程で沖縄中部の北谷町に到着します。カラフルな建物が印象的な、美浜タウンリゾート アメリカンビレッジは、北谷町の代表的な観光スポット。ヒルトン沖縄北谷リゾートや、ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾートのすぐそばに位置しているため、ダイレクトステイで滞在されたことのあるメンバー様にはお馴染みの風景が広がっているかもしれません。

西海岸の雰囲気をまとうアメリカンビレッジには、数々のレストランやショップがあります。ランチをしたり、滞在中の着替えやビーチグッズを買い足したり、シーサイドで海を眺めたり。沖縄に来た実感を徐々に高めながら、ここで気分転換を図ってみませんか。

嘉手納基地が見渡せる国内唯一の道の駅

アメリカンビレッジを出て、再び国道58号を15分程北上し、右折して県道74号(沖縄嘉手納線)に入ると、間もなく道の駅かでなに到着します。駐車場は手前の道を斜め左方向に進んだ左手にあり、道路を挟んで向かい側に道の駅が立っています。

ちなみに、ほとんどのレンタカーのカーナビには、周辺スポットやジャンルに「道の駅」の項目がありますので、あらかじめ目的地を設定しておくと便利です。

ここは米軍嘉手納基地の目の前に位置しているため、4階の展望所からは基地を一望できます。敷地の広大さや、時々見ることができる戦闘機の発着シーンなどに圧倒されることでしょう。3階には学習展示室があり、嘉手納町の文化や歴史を知ることができます。

1階のショップではリゾートで料理をする際に役立ちそうな調味料をはじめ、沖縄そば、お菓子の他、戦闘機の写真や、実際に米空軍で使われている物と同じデザインのTシャツやキャップなどが購入できます。さらに、沖縄発の人気アパレルブランドのアイテムも置いているので、ファッションに興味のある方は要チェックです。

屋外の広々としたイートインスペースには、様々な沖縄グルメのお店が並んでいます。基地に隣接しているため、アメリカンなメニューが揃っているのもこの道の駅の特徴。ボリューム満点のハンバーガーや、沖縄県産豚肉とキャベツの味噌炒め、チキン、沖縄そばなど、この土地ならではのグルメを味わってみませんか。

また、「7月から直売所がオープンし、野菜や果物などの農産物も購入できるようになりました。今後も品揃えを増やしていきますのでご期待ください」とお話しくださったのは、嘉手納町観光協会の黒川さん。食べて、学んで、特産品や米海軍グッズが買える沖縄唯一のスポットとして、一度は訪れていただきたいと語ってくださいました。

恩納村で立ち寄りたい産直市場

さて、次に目指すのは恩納村。再び国道58号に戻り、さらに北上して20分程走るとおんなの駅「なかゆくい市場」に到着します。

北谷のアメリカンビレッジからは35分程なので、ヒルトン沖縄北谷リゾートや、ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾートにご滞在されるメンバー様も足を延ばすことができます。

その名の通り、おんなの駅には産直市場が併設され、新鮮な野菜や果物を求めに来たお客様でにぎわっていました。広報ご担当の水野さんにお話を伺ったところ、「近隣の市町村から約1,300名の農家さんが商品を提供してくれています」とのこと。広いスペースにはカゴや箱に盛られた様々な商品が並び、品揃え豊富です。

農産物コーナーには野菜や果物の特徴や食べ方などが書かれたポップが添えられ、馴染みのない地元産の青果も手に取りやすい配慮が施されています。

宅配便の窓口もあるので、ここで購入したものをご自宅へ配送することも可能です。

その他、物販コーナーには、衣類や様々なお土産類をはじめ、恩納村産の琉球ガラスや「やちむん」も置かれています

また、地元の酒屋コーナーには、琉球泡盛をはじめ恩納村産の地酒などもあります。特にここで評判なのは、泡盛を造る際に蒸留の過程でできるもろみ粕を使って造られた「琉球もろみ酢」。クエン酸やアミノ酸を多く含んでいるため、健康食品として注目されている、まろやかで飲みやすいお酢のドリンクです。ストレートで飲んだり、水やジュースで割ったり、お料理に使ったりと、アレンジもしやすいので、リゾートでお試しされてはいかがですか。

フードコーナーには、ジューシー(沖縄のかやくごはん)のおにぎり、ポークたまごおにぎり、タコスサンド、沖縄そばなど様々な沖縄グルメが並び、何を食べようか目移りしてしまうほど。今回訪れたのは平日でしたが、とにかく活気ある市場で、駐車場も車でいっぱいでした。

おんなの駅「なかゆくい市場」は、目の前に沖縄エアポートシャトルのバス停もあるので、那覇から本部町へバスで向かうご予定のメンバー様や、那覇に滞在される方々も立ち寄ることができます。
※おんなの駅は「道の駅」の登録ではなく、直売所となります。

さて、ここからザ・ビーチリゾート瀬底までは、沖縄自動車道の石川ICから約1時間ですが、実は一般道となる国道58号経由(名護市からは449号)で行っても1時間10分程です。渋滞さえしていなければ、海沿いの道をゆっくりドライブしてもいいかもしれません。

ただし、夕暮れ時になると前方からの夕陽がかなり眩しく感じる場所があるため、運転時は十分ご注意ください。そして、サンセットはぜひ、ザ・ビーチリゾート瀬底に到着してからゆっくりお楽しみください。

※ご紹介した写真の商品や価格は2024年7月現在のものです。変更になることがありますのでご了承ください。

次回の後編は、ザ・ビーチリゾート瀬底滞在時に訪れたい、北部エリアの「道の駅」をご案内します。

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