世界のリゾートで暮らすように過ごす
vol.12
もくじ
アメリカの有名旅行専門誌「コンデナスト・トラベラー」誌で「ベスト・アイランド」に20年以上選ばれ続けた人気の島、マウイ島の3日間モデルコースをご紹介します。貿易風がヤシの葉をやさしく揺らしプルメリアの甘い香りが漂ってくるマウイの優しい空気に包まれて、素敵なバケーションを過ごしましょう。
ヒルトングランドバケーションズのリゾートが2021年オープンします
マウイ島にはたくさんのリゾートがあるので、滞在先は様々です。お好きなリゾートを選んでください。
HGV(ヒルトングランドバケーションズ)が建設中のマウイ島初のリゾート「マウイベイヴィラズ・ヒルトングランドバケーションズクラブ」は2021年第2四半期に完成の予定です。せっかくですからこの場を借りて完成後の姿を少しだけご紹介します。
マウイベイヴィラズはマアラエア湾を望むオーシャンフロントのリゾートで、内装はコンテンポラリー。アメニティには、レストランもある広いクラブハウスからフィットネスセンターまで何でもとりそろえていますが、注目はプールバーを備えた大きなスーパープールです。
建設地のキヘイはマウイ島南西部の海岸線沿いで、多くの観光スポットに近いとっても便利なロケーションですから、完成した後には島めぐりの拠点にぜひご検討ください。
マウイ島巡り3日間モデルコース
レンタカーは必須です!
マウイ島を回るにはレンタカーが必須です。特に、今回ご提案するスケジュールの2日目はタイトなので、車の確保をお勧めします。
1日目 モロキニ島とタートルアーチでのシュノーケリング
三日月形をしたモロキニ島は、昔の火山が沈下して火口の一部だけが海上に残った島です。島全体と沿岸の海がハワイ州の自然保護区に指定されており、アクセスには制限がありますが、州の認可を得ているエコツアーのボートが出ています。
私のお気に入りは、NPOパシフィック・ホエール・ファウンデーションが主催するエコツアー。マウイベイヴィラズの予定地があるマアラエア湾沿いにパシフィック・ホエール・ファウンデーションのグッズを売っているオーシャンストアがあり、ここでチェックインできます。
ツアーは計5時間ほど。行程の目玉は、海底で固まった溶岩がアーチを形成しているタートルアーチでのシュノーケリングです。ハワイで見られるアオウミガメを含めて、ウミガメは絶滅危惧種に指定されているので、ガイドさんの指示に従って、ウミガメとの出会いを楽しんでください。
ツアーには、他にも以下のようなお楽しみが含まれています。
• コンチネンタル・ブレックファスト
• 船上でのBBQランチ
• 無料アルコール飲料1杯
マウイ島に戻ったら、残りの時間はヤシの木陰でゆっくり休みましょう。
2日目 ハナ・ハイウェイでロングドライブ
ハナはマウイ島東海岸にあるかわいい小さな街ですが、今日の目的地ではありません。
お目当ては、ハナへの道「ハナ・ハイウェイ」で楽しむマウイの山と渓谷と滝。マウイは2つの火山が複合してできた島で、両方から流れてきた溶岩が固まる時に複雑な地形を作り、それがこの島特有と言われる美しい山と渓谷と滝になりました。
その間を縫って走るハナ・ハイウェイは、整備が行き届いた安全な道ですが、ヘアピンカーブ連続の手ごわい道でもあり、カフルイ空港からハナへは約84㎞と大した距離ではないのに、かかる時間は片道2~4時間ほど。
余裕を持ってドライブするために、リゾートから北上してカフルイでハナ・ハイウェイに入り、ハナまで半分程度の距離を走ったら引き返しましょう。暗くなってからこの道を走るのは危険なので気を付けてください。
ハナ・ハイウェイでのお勧めストップを以下にご紹介します。
①ホオキパ・ビーチパーク
ホオキパ・ビーチパークは、マウイ島の北海岸にあるパイアのすぐ近く。ハナに向かってハイウェイを走りマイルマーカー9を過ぎるとすぐ左に姿を表します。マウイ島のサーフィン&ウインドサーフィンのメッカで、ウミガメの日向ぼっこも見られる自然豊かな砂浜です。
②ツインフォールズ
ホオキパ・ビーチパークからさらにハナ方面に向かうと、マイルマーカー2の近くの、道路右側からちょっと入ったところにあるのがツインフォールズ(双子の滝)。
ここには遊歩道があり、たどって行くとツインではなくいくつかの滝があります。駐車場から近い「ローワーフォール」のエリアは簡単に行けますが、少し上流にある「アッパーフォール」へは、険しい道を下りたり流れを横切ったりしなければなりません。
アッパーフォールを目指す方は、くれぐれも服装に気をつけて。水着の上に短パンとTシャツ、足元は運動靴、という軽装がお勧めです。滝つぼに飛び込んで水遊びを思い切り楽しんでください。
②フエロ・ルックアウト
ツインフォールズからさらにハナ方面に向かい、マイルマーカー4と5の間あたりで道路の左側を見ると、地元産のフルーツを使ったスムージー・スタンド、フエロ・ルックアウトがあります。おいしいと評判のお店ですから、ぜひお試しを。ハワイ版かき氷シェイブアイスも売っています。
③アンティサンディーズ
マウイの食べ物と言えばバナナブレッド。多くのロコが各自のレシピを競ってきた歴史があります。中でも老舗で知られるのがAunty Sandy’s。ハナに向かって走りマイルマーカー16を過ぎたあたりで、Keanae Roadを左折してしばらく行くとあります。真黄色なのですぐわかります。
⑤ママズ・フィッシュハウス
老舗バナナブレッドを味見したら、そろそろ引き返す時です。空港のあるカフルイに向かって走り、マイルマーカー8を過ぎたら、Poho Placeという道を右折してください。
目指すはママズ・フィッシュハウス。超人気レストランなので事前の予約が必要です。前日遅くかその日朝に採れた新鮮な魚を使っているため、メニューは釣れた魚に合わせた日替わりで、各魚を釣った時間と漁師さんの名前が一緒に書かれています。
ハワイのカラフル魚との一期一会を味わってください。ポークやリブステーキもあるので、魚が苦手な人も大丈夫です。そして、リゾートに戻ったら翌日のためにベッドへ直行!
3日目 ハレアカラ山から見る日の出と伝統エンターテインメント
ハレアカラ山
「せっかくのバケーションで早起きなんて」と思う方も、標高3,000メートルを超えるハレアカラ山の頂から見る朝日だけは、頑張って挑戦してみてください。
国立公園内なので自然保護のために規制がありますから、政府の認可を受けた旅行会社によるガイド付きツアーをお勧めします。
日本語ができるガイドさん同行や、朝日を見た後に自転車で一気に麓まで駆け下りるダウンヒルなど、ツアーの選択肢は幅広いです。
午前2時~3時ぐらいにホテルにお迎えが来るので早起きなのでたいへんですが、雲の上から見る朝日は真実、終生心に残る素晴らしい眺めです。
山頂付近の巨大クレーターも見どころの一つ。ここは映画「2001年宇宙の旅」のロケ地としても知られています。
爽快な日の出ツアーの後は、ハレアカラ山の南西に位置するマケナビーチ州立公園に行きましょう。
ここはマウイ島を代表するビーチの1つで、別名ビッグビーチ。野生が多く残されている州立公園の中ではありますが、釣り、泳ぎ、シュノーケリングは許可されています。
屋台のトラックが近くに出ているので、お腹が空いても安心です。
エビを使ったプレートがお勧めです。砂浜に座ったり寝そべったりしながら、青い海とその向こうに横たわるモロキニ島を眺めつつ、ぼんやりと時間を過ごす贅沢なひとときが楽しめます。
ハワイ伝統の宴会ルアウへ
3日目のフィナーレは、ハワイの伝統料理やダンスを現代風にアレンジしたショーで飾りませんか。
「ルアウ」はハワイ語で「宴会」という意味。豚の蒸し焼きなどの伝統ハワイ料理と共にフラやハワイアン・ミュージックを楽しむ機会でした。
今では、それを現代風にアレンジしたショーが各所で開かれていますが、おすすめは、ウォルドーフ・アストリア・リゾートの1つ「グランド・ワイレア」。ほぼ毎日、開かれているルアウ。
ロミロミやハウピア(ココナツミルクのプディング)などの伝統料理の他に、チキンプレートなどのハワイ料理やハワイの代表的なカクテル“マイ・タイ”なども楽しめます。
ショーは、フラとチャント(ハワイ語で唱える詠唱)でマウイ島の神話を表現します。開催の曜日が週によって違うので、事前にスケジュールを調べて予約しておきましょう。
以上、マウイ島での3日間はいかがでしたか。1度の短い滞在ではとてもまわりきれないくらい魅力あふれるマウイ島。ぜひ次回のバケーションの参考にしてみてください。Mahalo!!
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◉マウイ島のリゾート