ファミリーバケーションハワイ
vol.12
もくじ
大自然の宝庫、ハワイ。美しく広がる海はもちろん、緑豊かで壮大な山々も、ハワイを彩る素晴らしい魅力です。初心者でも挑戦できるハイキングコースやトレイルも数多く存在し、近年さらに注目が高まっています。今回は、小さなお子様から年配の方まで、家族やグループで楽しめるおすすめの場所をご紹介します。
Manoa Falls Trail(マノア・フォールズ・トレイル)
オアフ島に数あるトレイルの中でも、比較的気軽に足を運ぶことができるのが「マノア・フォールズ・トレイル」。マノア渓谷にある滝を目指して進むトレッキングコースです。お子様連れのファミリーやグループにも人気。アラモアナセンターからバスで30分程度の距離なので、朝の森林浴に出かけるにも最適です。
ちなみに、この地名である「マノア」とは、ハワイ語で「広大な、豊かな」といった意味も持つ言葉で、その名の通り豊かな自然が広がるエリア。たっぷり癒やされましょう。
街からそれほど遠くない場所にありながら、その雰囲気はタウンの表情とは一変。青々と茂る木々が心地よく、どこか違う世界に迷い込んだかのようです。とはいえ、コースのはじまりは道が整備されているのでご安心を。
森の中を進んでいくと、木々でできた自然のトンネルがあったり、小川があったり…。希少な植物や、野鳥なども数多く見ることができます。
大自然を満喫しながらのトレッキングは、最高のリフレッシュメント。澄んだ山の空気を胸いっぱい吸い込みながら、ハワイならではの散策を楽しんでみては。
途中、少しずつ道が細くなり、コースが険しくなっていきます。とくに雨の後などは、赤土がぬかるんで滑りやすくなっていることも多いので、急がず、自分たちのペースで進みましょう。
スタートから30分程度で、ゴールに到着。目の前にマノア滝が見えてきます。季節やお天気によって流れる水量の状態などは違いますが、落差が約60mあるという滝の美しさは格別。マイナスイオンをたっぷり浴びれば、身体中がリフレッシュ!トレッキングの心地よい疲れも癒やされるというものです。
記念撮影をしてひと休みしたら、来た道を戻ります。往復でも約1時間のトレッキングですが、広大な大自然の中を歩く爽快さは想像以上!ぜひ、チャレンジしてみてください。なお、気軽なコースとは言え、服装はできれば長袖・長ズボンにスニーカーがおすすめ。帽子や日焼け止め、気になる方は虫除けスプレーも持っていくと便利です。
Manoa Falls Trail(マノア・フォールズ・トレイル)
Manoa Falls Trail, Honolulu, HI 96822
開園時間:特に定められていませんが、照明設備はないので明るいうちに。公式サイト
では夕方17:30以降は入らないようにと書かれています。
所要時間:片道30分程度(状況にもよりますが、往復で1時間程度)
料金:とくになし(入り口近くの駐車場に車を停める場合は1台$5)
※2019年夏、トレイルの改修工事が行われ隔週でトレイルが閉鎖予定。
封鎖スケジュール/7/29〜8/2、8/12〜8/16、8/26〜8/30、9/9〜9/13
※変更の予定もあるので詳細は公式サイトでチェックを。
※ベビーカーは持ち込めないため、小さいお子様にはおすすめしません。
Diamond Head Summit Trail(ダイヤモンドヘッド・サミット・トレイル)
オアフ島のシンボル的存在としても知られる「ダイヤモンドヘッド」。威風堂々としたその姿は、ワイキキやカピオラニ公園などから見上げるだけでも素敵ですが、やはり一度は登ってみたい人気のハイキングコースです。比較的歩きやすいルートなので、お子様連れや親子三世代での挑戦にもオススメです。
ダイヤモンドヘッドは、大昔に噴火した火山の噴火口。中央がクレーターとなってくぼんでいます。このクレーターの内側にある山頂へと続くトレイルは、かつて米軍の防衛基地の一部として作られたもので、ところどころにその名残も見ることができます。歴史と自然を感じながらのハイキングに、いざ出発!
歩き始めて間もなくは広めに舗装された道が続き、歩きやすいルート。そのまま進むと、少しずつ道に凹凸が現れ、傾斜も徐々に急になってきますが、まだまだハイキング気分で進める雰囲気。小学生やもう少し小さな年齢のお子様も、元気に登っています。途中に見晴台などもあるので、記念写真を撮りながら進みましょう。
少しドキドキするのがこちら、72段の階段の登場です。とはいえ、コンクリートで舗装され幅もそれほど狭くないので、ゆっくり上がればそれほど辛くはありません。
登り終えたあとには、軍の施設だったことを彷彿とさせるトンネルもあり、ちょっとしたアドベンチャー体験もできます。
その後に待っているのが、「心臓破りの階段」とも呼ばれる99段の階段。階段の幅が狭めで急なこともあり、混み合ってしまうことでも知られていた場所ですが、2011年に迂回路として少しなだらかな別ルートが作られたのでご安心を。体力に合わせてどちらかを選び進みましょう。
99段の階段の先には、これまた狭い螺旋階段が待っています。これが難関と感じる方もいれば、これがダイヤモンドヘッドハイキングの醍醐味!と話す方もいるエリア。その光景は、ぜひご自分で確かめてみてください。迂回路は、傾斜もゆるめで道幅も広め、見晴らしもいいのでお子様や年配の方にオススメです。
どちらのルートを通っても、最後にたどり着くのはダイヤモンドヘッド頂上。360度広がるパノラマの景色は、ここまで登ってきた疲れを吹き飛ばす絶景です。
ワイキキのホテル群や真っ青な海を見渡しながら、笑顔で記念撮影を。ヘルシー&達成感たっぷりなハワイの思い出を作れること間違いなしです。
ただし山頂の展望スペースはとても狭く混み合いますので、お互いに譲り合い、気持ちよく絶景を楽しみましょう。
山頂までは約30分〜45分程度のトレッキング。帰りも同じ道を降りてきます。小学校就学前くらいのお子様から年配の方まで、気軽に挑戦できるコースですので、お友達同士やファミリーみんなで体験してみてはいかがでしょうか?
駐車場近くには、新鮮フルーツやシェイブアイスのフードトラックもあるので、少し休憩してエナジー補給もできます。
また、毎週土曜の午前中には、すぐ近くのカピオラニ・コミュニティ・カレッジ(KCC)で大規模なファーマーズマーケットが開催されています。
日程が合えば、そのままローカルの朝市を体験しに行くのもよいでしょう。
Diamond Head Summit Trail(ダイヤモンドヘッド・サミット・トレイル)
Diamond Head Road, Honolulu, HI 96815
開園時間:6:00〜18:00
※最終入場16:30(ゲートクローズは18:00なのでその前に下山を)
所要時間:片道30分〜45分(状況にもよりますが、往復で1時間半程度)
料金:歩行者/1人$1、車/1台$5(※現金のみ)
※ベビーカーは持ち込めないため、小さいお子様にはおすすめしません。
Haleakala National Park Hawaii(ハレアカラ国立公園)
オアフ島だけでなく、ハワイの他の島へ足を伸ばすのもオススメです。各島、独特の魅力を持ち、壮大でダイナミックな自然の力を体感することができます。たとえばマウイ島の最高峰「ハレアカラ」は、標高3,055mを誇りながら、山頂近くまで車で登ることができるという特別な山です。
広大なクレーターには、噴火時の名残であるいくつもの火口丘があり、赤土の広がる独特な風景は、あまりに神秘的で地球上の光景とは思えないほど…。どこか別の星へと降り立ったかのような錯覚を覚えるほどです。また、標高約3,000mのハレアカラ・ビジターセンター付近からの光景は格別。眼下に広がる雲海、神々しいサンライズやサンセットの瞬間、さらに満天の星が広がる天空の景色は、言葉では言い尽くせない感動体験になることでしょう。
ハワイ語で「太陽の家」という意味を持つハレアカラは、古くからハワイの人々にとって神聖な場所として大切にされてきた場所。
独特の生態系を持ち、さまざまな絶滅危惧種の動植物も生息していますが、大切に保護されているため見かけても触ったり持ち帰ったりするのは厳禁。ハワイの大自然と文化、そして受け継がれてきた歴史に敬意を払って訪れたいものです。
また、車で気軽に登れるとはいえ、そこは標高3,000mの世界。動きやすい服装で行くのはもちろん、必ず防寒具を持って行くようにしましょう。また、体調に合わせてゆとりを持ったスケジュールをたてることをオススメします。
Haleakala National Park Hawaii(ハレアカラ国立公園)
Haleakalā National Park, Makawao, HI 96768
開園時間:24時間
※ただし午前3時から7時の間に入園する場合は事前予約が必要。
料金:歩行者/1人$12、車/1台$25
※サンライズを見る時間帯は追加で車1台$1と、予約者本人の身分証明書と予約の領収書の提示が必要。
個性豊かなハワイの山や森たちは、それぞれ特別な表情を見せてくれます。ビギナーから経験者まで、レベルに合わせてルートを選べるのも魅力。大自然の恵みを十分味わいつつ、ヘルシーなハワイ滞在をお楽しみください。
ハワイの自然を満喫できる宿泊プランは公式ページからご予約いただけます。
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