旅のヒント
vol.131
もくじ
京都には、国内はもとより世界各国から観光客が訪れます。それだけに京都の有名な観光地はどうしても混雑する中での散策になりがちです。しかし京都には、観光地でありながらも静かでぼーっとできる場所も多くあります。今回は、そんな落ち着いた時間を過ごせる、京都在住スタッフ厳選スポットをご紹介します。
混雑を避けて、京都でぼーっとできる場所へ
清水寺や金閣寺(鹿苑寺)、銀閣寺(慈照寺)など京都を代表する神社仏閣は、いずれも観光地として高い人気を集めていますが、京都にはまだまだ地元の人に愛される神社やお寺、多く観光客にまだ知られてない観光地などが数多くあります。また、京都には庭の美しいお寺や神社も多く、街中に緑あふれる場所や観光地も案外多いもの。お寺の本来の静けさに浸りたい、人混みが苦手なので混雑していない場所に行きたい、静かにぼーっとして過ごしたいといった方も、存分に京都を満喫することができます。
忙しい日常から離れた、せっかくの旅行。楽しく観光しながらも、時にはぼーっとできる場所で過ごしてみませんか。
下鴨神社へと続く「糺の森」から「鴨川デルタ」への散歩
京都の自然と文化を語るのに欠かせない鴨川。夏の時期は川床、それ以外の時期は川べりの散歩などを楽しむことができます。
なかでも、京都在住のスタッフお気に入りのスポットは、2つの川の合流地点にある鴨川デルタと下鴨神社の「糺の森(ただすのもり)」の一帯。のんびりと散歩をするのにおすすめのエリアです。
古代の木々が息づく「糺の森(ただすのもり)」
古くから縁結び、安産をはじめ人々の暮らしを守る神様として信仰を集めている下鴨神社。正式名称を賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)と言い、広い境内には太古の植生を残した原生林「糺の森」があることでも知られています。中には樹齢600年にもなる木々もあるのだとか。現代にいながら古の空気を感じることができます。
ケヤキ、エノキ、ムクノキなどの広葉樹が中心の「糺の森」。新緑の季節になると、瑞々しい青葉にあふれ、森林浴にも最適です。今回訪れたのは3月上旬でしたが、枝の間からやわらかな光が差し込む森の中で、ぼーっとできました。落葉樹の葉が芽吹く頃には、さらに若々しい緑が生える風景が楽しめます。
水にまつわる神事も多いことで知られる下鴨神社。本殿の近くには御手洗池(みたらしいけ)があり、訪れる参拝客の癒しの場にもなっています。糺の森には奈良の小川をはじめとする小川が流れ、静かな森の中を歩くことができます。
なお、糺の森ではイベントが開催されることも。毎年夏に行われる「下鴨納涼古本まつり」は、20万冊もの古書が並ぶ、夏の風物詩。気に入った本を見つけて、心落ち着く古本の香りを感じながら、糺の森に備えられたベンチで読書にふけるのも良さそうです。
開放感ある川辺の「鴨川デルタ」
「糺の森」を抜け鴨川デルタに出ると視界が一気に開け、太陽の光が川面にきらめく解放感ある景色となります。
下鴨神社は2つの川が合流するデルタ地帯に位置し、西側には賀茂川、東側には高野川が流れています。賀茂川に架かる出町橋と高野川に架かる河合橋を結ぶ道の南側は鴨川デルタと呼ばれ、京都市民の憩いの場です。下鴨神社に訪れる前後に、ぜひ、立ち寄ってみたいスポットです。
2つの川には歩いて渡れるよう石が配置されており、川岸に降りて飛び石を渡ることもできます。川の中央に立てば、間近に聞こえるせせらぎの音。お子様はもちろん、大人も楽しめます。
軽やかに飛ぶように渡る子ども達に比べて、思ったよりも石の間隔が広いからか慎重に歩く大人との対比がほほえましく、京都市民の日常と観光が重なり合う場所と言えるでしょう。
下鴨神社(賀茂御祖神社)
住所:京都市左京区下鴨泉川町59
開閉門時間:楼門内 6:30 a.m. ~5:00 p.m.
河合社 6:30 a.m. ~4:30 p.m.
※神事等により変更の場合有り
HP:https://www.shimogamo-jinja.or.jp/
下鴨納涼古本まつり
2026年8月11日(火・祝)~16日(日)開催
場所:京都 下鴨神社 糺の森
鴨川デルタ
住所:京都市左京区下鴨宮河町
https://www.city.kyoto.lg.jp/sakyo/page/0000342867.html
青紅葉を眺めながら、ただ静かな時間を過ごせるお寺「源光庵」
京都市北西部に位置する丘陵地帯・鷹峯(たかがみね)にある源光庵。正式名称を鷹峰山宝樹林源光庵(ようほうざん ほうじゅりん げんこうあん)といい、曹洞宗の寺院です。
京都の有名な神社仏閣は壮大な規模を誇るところも多く、それもまた荘厳ですが、源光庵は趣のある建物に温かみのある空間が広がり、しっとりと落ち着いて過ごすことができます。
鷹峯の古刹、源光庵の悟りの窓、迷いの窓
ぼーっと静かに過ごせる寺院として紹介する源光庵ですが、名高い仏閣として観光客からも人気のあるお寺。源光庵の名を知らしめているのが、禅の境地を表す本堂の2つの窓です。
「悟りの窓」という名の丸窓と、「迷いの窓」という名の角窓があり、禅の道に通じる窓が多くの人の心を捉えています。
紅葉の時期になると窓に切り取られる庭の美しさをひと目見ようと多くの人が訪れますが、京都在住のスタッフのおすすめは新緑の時期。観光客はそれほど多くなく、平日であれば本堂の椅子や縁側に腰を下ろして、庭を眺めながら心のままにゆっくりと静かな時間を過ごすことができます。
温かみのある空間で庭を眺めるひととき
参拝客が少なく、天気の良い日などに障子が開放されていると、やわらかな風が通り、庭の木々からはさわさわとした葉擦れの音が聞こえてきます。広すぎない規模感も丁度良いのでしょう。京都のお寺の持つ本来の静かな時間を味わえる場所です。
「悟りの窓」と「迷いの窓」の美しさを残したくなり、つい写真撮影に夢中になってしまいますが、ここでは携帯電話をオフにして静かな空間に身を置いて、あわただしい日々を忘れてゆったりした時間の流れに浸りましょう。
鷹峰山宝樹林源光庵
住所:京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47
拝観時間:9:00 a.m. ~5:00 p.m. (受付終了4:30 p.m. )
※行事等により変更の場合有り
https://genkouan.or.jp/
広大な緑が広がる「京都御苑」
京都御所や京都迎賓館などを囲む広大な緑地である京都御苑は、約65haの広さを誇る環境省が管理する国民公園です。桜や紅葉、御所で行事のある時期などは混雑しますが、それ以外では、あまりの広さゆえに人混みを感じません。
自分なりのお気に入りのスポットを見つけて、ぼーっとするのに最適な場所です。
苑内で味わう開放感
京都御所の建礼門からまっすぐ伸びる大通りは、30m以上もある広さ。スケールが大きく、休日の日中という混雑しそうな時間帯であっても、周りの人の目が気になりません。
通りの左右には所々に芝生のエリアがあり、ピクニックや太極拳をする人達の姿も見かけます。ベンチや休憩所もありますが、レジャーシートを広げて横になれば、視界いっぱいの青空を見上げることができそうです。
注意点は、苑内がかなりの広さであることに加え、建礼門前の大通りは砂利道であること。履きなれた歩きやすい靴のほうが疲れなくて良いでしょう。
親子で楽しめる「森の文庫」
御苑の東側、京都迎賓館の奥には、緑生い茂る森が広がります。「母と子の森」と呼ばれる、木漏れ日の気持ち良いエリアです。
その中ほどには「森の文庫」という無人の図書館があり、子ども向けの生き物の図鑑や自然を題材にした絵本、物語、紙芝居などを中心に、600冊ほどが納められています。実物の植物や鳥、昆虫などの生き物を見て図鑑で探すなど、楽しみながら学ぶこともできます。近くにはテーブルや椅子があるのも嬉しい点です。
「森の文庫」は、冬季期間中は閉まっていますが、4月からは再オープンし、11月末まで利用可能です。鳥の声や木々が風に揺れる音、子ども達の楽しそうな声を聴きながら、のんびりしてみてはいかがでしょうか。
疲れたら京都名水のコーヒーでひと休み
広い京都御苑には、いくつかの出入り口があり、京都迎賓館側の清和院御門のすぐ目の前には梨木神社(なしのきじんじゃ)があります。京都三名水のひとつで、唯一現存する「染井の水」が湧き出ており、境内にある和カフェで名水を使ったコーヒーを味わえます。
「Coffee Base NASHINOKI」は、京都御所から移築され茶室として使われていた建物を改装したカフェ。畳の室内で庭を眺めてくつろぎながら、染井の水を使った「水出しコーヒー」を楽しめます。
ここは、トラディモ京都五条・ヒルトングランドバケーションズクラブがある五条駅から1駅先にある、四条烏丸駅のコーヒースタンド「Coffee Base KANONDO」の系列店。同店で焙煎したスペシャルティコーヒー12種から選んで味わうこともできます。
京都御苑
住所:京都府京都市上京区京都御苑 3
開苑時間:24時間
https://fng.or.jp/kyoto/
森の文庫
住所:京都御苑内 母と子の森内
時間:9:00 a.m.~4:00 p.m.(12月1日~3月31日、雨の日は閉鎖)
Coffee Base NASHINOKI
住所:京都府京都市上京区染殿町680
時間:10:00 a.m.~5:00 p.m. 無休(年末年始一部お休み)
https://www.instagram.com/coffeebase.nashinoki/
トラディモ京都五条・ヒルトングランドバケーションズクラブ、いよいよオープン
今回は、混雑しがちな有名観光地ではなく、人気がありながらも静かでぼーっとできる場所をご紹介しました。
とはいえ、最もゆっくりできるのは、観光から戻ってきたお部屋ではないでしょうか。
古都京都に誕生した新リゾート、トラディモ京都五条・ヒルトングランドバケーションズクラブは、五条駅から徒歩約1分という観光に便利な立地。今回紹介した下鴨神社や源光庵、京都御苑へのアクセスも良いエリアです。
コンドミニアムスタイルのお部屋では、朝はゆっくり起きて遅めの朝食にすることもできます。旅行中は朝早くから観光地を回りがちですが、たまにはゆっくりと京都で暮らすように近所でぼーっとするのも良さそうです。
簡易キッチンでサンドイッチやおにぎりなどを作り、コーヒーメーカーで淹れたてのコーヒーをタンブラーに入れて観光するのも楽しいでしょう。
ベンチでゆっくり、京都の自然を満喫してみてください。
私だけのとっておきのリゾートへ!
ヒルトングランドバケーションズのリゾートは▼こちら▼から!
https://www.hgvc.co.jp/japan/tradimo-hgvc/
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