旅のヒント
vol.108

もくじ
ハワイをはじめ、海外に展開するヒルトングランドバケーションズのリゾートへの旅行。海外旅行に必要なパスポート(旅券)の取得はすでに済まされていますか? 2025年3月24日からは新しいパスポートが登場し、オンライン申請が全都道府県からできるようになるなど、この数年でパスポートの取り方も多様化し、大きく変化しています。今回は新しく取得する場合はもちろん、更新する方法など、押さえておきたいポイントを含めてパスポートの申請方法をご紹介します。
パスポートの申請方法 基本情報

海外旅行の際に、日本国民であることを証明する大切な身分証明書である旅券(パスポート)が、2025年3月24日から新しくなります。セキュリティを強化したパスポートは、国内での申請から交付(受領)まで2週間程度かかるため、渡航が決まったら早めに準備をしておきましょう。
パスポートの申請・受領にはいくつかの書類等が必要となります。オンライン申請も可能ですが、いずれにせよ申請日にすぐに受領はできないので注意が必要です。
なお、これまで申請時と受領時の2回、窓口へ出向く必要がありましたが、2025年3月24日から全国でオンラインによる申請が可能になりました。オンライン申請では、政府が運営するマイナポータルアプリを利用するため、マイナンバーカードとアプリに対応したスマートフォンが必要なります。
パスポート取得の流れ
【窓口申請】
ステップ1. 必要書類を揃える
ステップ2. 各都道府県の申請窓口で申請
ステップ3. 交付窓口で受領
【オンライン申請】
ステップ1. マイナンバーカードとマイナポータルアプリ対応のスマートフォンを用意する
ステップ2. マイナポータルアプリをインストールして、オンライン申請
ステップ3. 交付窓口で受領
申請から受領までに2週間ほどかかりますので、旅行直前ではなく早めの取得がおすすめです。
新規? 切替? それぞれで異なる申請方法
パスポートは、
・初めて申請する人/有効期限が切れてしまったパスポートを持っている人(新規発給申請)
・有効期限内のパスポートを持っている人(切替発給申請)
で、申請方法や必要書類が異なります。
上記のほかに、紛失した場合や結婚などで名前に変更があった場合なども再発行が必要となりますが、その場合の申請は基本的には初めて申請する「新規申請」扱いとなります。
なお、マイナンバーカードを持っている場合は、2025年3月24日からオンライン申請が可能になります。手数料が窓口受付よりもリーズナブルなのと用意する書類も少なく、申請のために窓口へ足を運ばなくてよいため便利です。
パスポート取得のポイントと注意点

パスポートが有効期限内か期限切れかなど、条件によって申請方法は異なりますが、ここでは共通する注意点やポイントをお伝えします。

◎窓口での申請は各都道府県へ
基本的には、住民登録をしている自治体の窓口(パスポートセンターなど)で申請をします。そのため、各自治体によって多少の違いがあるので必ず確認しましょう。
なお、仕事や学業などで一時的に居住(居所)している場合などは、住民登録をしていない自治体であっても申請が可能です。こちらも自治体によって注意点が異なるため、各自治体のパスポート取得に関する情報を確認しましょう。
◎代理申請はOKでも、受領は必ず本人が
申請書類には本人が記入しなければならない項目がありますが、申請自体は代理人による申請が可能です。しかし、受領時は必ず本人が窓口に赴かなければなりません。乳幼児の場合でも代理でなく、本人と一緒に行く必要があります。
◎窓口申請で必要な申請書は、ウェブサイトから事前に入手可能です
パスポートの申請書はパスポートセンターなどの窓口にもありますが、事前にオンラインでダウンロードできます。「ダウンロード申請書」は、外務省のウェブサイトで必要事項を入力するとオンライン上で申請書が作成され、PDFでダウンロードすることができます。
事前にオンラインで作成してプリントアウトしておくと、当日窓口で記入する手間が省けて便利です。
ダウンロード申請書はこちら
窓口申請の流れと必要書類

パスポート申請には、初めて作る「新規発給申請」と、有効期限内のパスポートを持っている場合の「切替発給申請」とあり、必要書類が一部異なります。
申請から受領までの流れ
ステップ1:必要書類を揃える
最初に、必要な書類を揃えます。パスポートには10年用、5年用があり、申請書が異なりますので、どちらかを選んで作成します。
ダウンロード申請書は、ウェブサイトで必要事項を入力すると、入力内容が記載された状態の申請書をPDFファイルでダウンロードすることができ、とても便利です。
もちろん、パスポートセンターで当日に手書き書式の申請書を作成することもできます。
パスポートの申請手続きに必要な書類
<新規発給申請>
(1)一般旅券発給申請書(10年用または5年用) 1通
事前にウェブサイトで必要事項を入力して作成する「ダウンロード申請書」 または、窓口で入手する「手書き書式の申請書」が使用できます。
ダウンロード申請書はこちら
(2)住民票の写し 1通(必要となる方は以下のとおり)
(ア)住民基本台帳ネットワークシステムの利用を希望されない方
(イ)住民登録をしていない単身赴任先や就学先等の都道府県で申請される方
※都道府県によっては対応が異なりますので、詳細は申請先のパスポートセンターや自治体で確認してください。
(3)写真(縦45mm×横35 mm) 1点
申請日前6ヶ月以内に撮影されたもの。詳しくは後述する「写真について」を参照。
(4)戸籍謄本(全部事項証明書 原本) 1通
申請日前6ヶ月以内に作成されたもの
(5)本人確認書類
マイナンバーカード(個人番号カード。通知カードは不可)、運転免許証、船員手帳など
※上記をお持ちでない方は、健康保険証と会社の写真付き身分証明書の2点、国民健康保険証と国民年金証書(手帳)など、2点の書類が必要となります。。詳しくは後述の「※2点必要な本人確認書類」を参照
(6)有効期限切れのパスポート(あれば)
失効処理をします。
<切替発給申請>
(1)一般旅券発給申請書(10年用または5年用) 1通
事前にウェブサイトで必要事項を入力して作成する「ダウンロード申請書」 または、窓口で入手する「手書き書式の申請書」が使用できます。
ダウンロード申請書はこちら
(2)住民票の写し 1通(必要となる方は以下のとおり)
(ア)住民基本台帳ネットワークシステムの利用を希望されない方
(イ)住民登録をしていない単身赴任先や就学先等の都道府県で申請される方
※都道府県によっては対応が異なりますので、詳細は申請先のパスポートセンターや自治体で確認してください。
(3)写真(縦45mm×横35 mm) 1点
申請日前6ヶ月以内に撮影されたもの。詳しくは後述する「パスポートの写真について」を参照。
(4)本人確認書類
マイナンバーカード(個人番号カード。通知カードは不可)、運転免許証、船員手帳など
※上記をお持ちでない方は、健康保険証と会社の写真付き身分証明書の2点、国民健康保険証と国民年金証書(手帳)など、2点の書類が必要となります。「※2点必要な本人確認書類」参照
(5)有効パスポート
(6)戸籍上の身分事項に変更がある場合、戸籍謄本(全部事項証明書 原本) 1通
申請日前6ヶ月以内に作成されたもの
※2点必要な本人確認書類
AとBの各1点、またはAから2点を提示してください。
A:健康保険証、国民健康保険証、共済組合員証、船員保険証、後期高齢者医療被保険者証、国民年金証書(手帳)、厚生年金証書、船員保険年金証書、恩給証書、共済年金証書、印鑑登録証明書(及び登録した印鑑も必要)など
B:次の内写真が貼ってあるもの
学生証、会社の身分証明書、公の機関が発行した資格証明書など
ステップ2:各都道府県の申請窓口で申請
必要書類を揃え、住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で申請します。
仕事や学業で住民登録をしている地域から離れて一時的に居住している場合は、現居住先(居所)の申請窓口での申請が可能です。その場合の対応は、申請先の自治体のウェブサイトを確認してください(「居所での申請」などで解説している自治体のウェブサイトもあります)。
申請が完了すると「受理票(パスポート引換証)」が渡されます。パスポートを受領する時に必要となりますので、なくさないように保管しておきましょう。
受領書の引き渡し可能日以降にパスポートを受け取れます。
なお、子どものパスポートなどで代理人申請をする場合は上記の必要書類のほかに、代理人本人の本人確認書類(運転免許証など)が必要となります。
ステップ3:交付窓口で受領
受領は、基本的には申請した窓口で行われ、受領時には、
・申請時に渡された受理票(パスポート引換証)
・申請手数料
・有効期限内のパスポート(切替申請の場合)
が必要です。
また、パスポートの受領はパスポートに記載された本人でなければならないため、乳幼児であっても一緒に行く必要があります。
申請手数料は5年用と10年用で金額が異なり、手数料納付窓口などで収入印紙を購入する場合や、現金で納める場合など自治体によって異なります。受領に印鑑が必要な自治体もありますので、申請・受領先の自治体のウェブサイトを確認しておくと良いでしょう。
<申請手数料>
パスポートの種類
※オンライン申請の手数料は、オンライン申請の項目を参照
オンライン申請の流れと必要書類
マイナンバーカードを利用するオンライン申請では、基本的に住民票や戸籍謄本などの書類を取り寄せる必要がありません。
申請から受領までの流れ
ステップ1. マイナンバーカードとパスワード、スマートフォンを用意する
オンライン申請をするには、マイナンバーカードの4桁のパスワード(利用者電子証明書・券面事項入力補助用)と、6~16桁のパスワード(署名用電子証明書用)が必要です。これらのパスワードは、マイナンバーカードを市区町村の窓口で受け取った際に設定しているため、パスワードを忘れてしまった、設定しているかどうかわからない場合は、各市町村への問合せが必要です。
なお、オンライン申請はパソコンからもできますが、マイナンバーカードの読み取りにマイナポータルアプリ対応・インストール済みのスマートフォンが必要です。スマートフォンがマイナポータルアプリに対応しているかどうかは、下記サイトから確認できます。
参考
マイナポータル よくある質問
https://faq.myna.go.jp/faq/show/2587?site_domain=default
ステップ2. マイナポータルアプリをインストールして、オンライン申請
マイナンバーカードとパスワードを用意・確認し、スマートフォンにマイナポータルアプリをインストールします。
マイナポータルアプリの「パスポート(旅券)申請」から、案内に従って申請手続きを行います。マイナンバーカードに記載されている氏名、生年月日、性別、住所と本籍地(新規申請の場合)は自動で転記されるため便利です。
また、顔写真(パスポート用)と自署(サイン)の撮影や、切替申請・記載事項変更の場合に必要な有効パスポートの撮影も、すべてオンラインで行うことができます。
ステップ3. 交付窓口で受領
受領に関しては、基本的には窓口で申請した場合と同じになり、本人が窓口に行かなければなりません。
申請の状況は、マイナポータルの「やること」(申請状況照会)で確認できます。申請内容に不備などがあった場合も、マイナポータルに補正依頼が届くため、申請後はこまめにチェックしておきましょう。
無事、審査が終了すると交付予定日がマイナポータルに通知されます。交付予定日以降、6ヶ月以内に窓口へ行き、手数料を支払ってパスポートを受け取ります。オンライン申請では、クレジットカードで手数料の支払いができるため便利です。
なお近年、収入証紙制度を廃止する自治体が増えています。交付窓口ではキャッシュレス化が進んでいたり、キャッシュレス化の準備期間中は現金のみの取り扱いになるなど、自治体によって異なります。各自治体のウェブサイトで確認をしておきましょう。
<オンライン申請手数料>
パスポートの種類
パスポートの写真について

窓口申請の場合、写真は申請日前6ヶ月以内に撮影されたもので、縦45mm×横35mm・縁なし・無背景(無地で淡い色)と指定されています。
写真サイズだけではなく、頭頂からあごまでが34mmプラスマイナス2mm(32mm~36mm)など、申請書に細かな寸法が記載されているので、それに合うように撮影をしましょう。
スマートフォンなどで撮影してコンビニの証明写真印刷をしたり、町中や駅などにあるボックスタイプの証明写真機や写真専門店で撮影したりするほか、パスポートセンター付近では証明写真撮影をしているお店があることも多いので、利用するのも良いでしょう。
自身で撮影する場合は、背景や解像度、既定の寸法などに注意する必要があります。不鮮明だった場合は受け付けてくれないので注意が必要です。
オンライン申請の場合は、マイナポータルで申請手続き中に、指示に従って写真撮影を行います。あらかじめ端末に保存したデータをアップロードすることもできますが、縦730ピクセル×横600ピクセル・縁なし・無背景(無地で淡い色)など紙の写真と同様に細かな寸法が決まっています。オンライン申請をすでに導入している自治体によると、写真の不備による補正依頼が多く発生しているとのことで、サイズ変更や確認に不安があるようなら、申請手続きの際に、指示に従って撮影するほうが良いかもしれません。
なお、カラーコンタクトを着用しての写真は利用不可のため、こちらもご注意ください。
窓口申請の場合の、パスポート申請用写真の規定はこちら
オンライン申請の場合の、パスポート申請用写真及び自著画像の注意点はこちら
ハワイに行く際はこちらも準備を

海外への渡航に欠かせないパスポート。その他にも渡航先によってはビザなど、しなければならない手続きがいくつかあります
ESTA(電子渡航認証システム)の申請
ヒルトングランドバケーションズのリゾートの中でも人気の行く際には、アメリカ入国に必要な「ESTA(電子渡航認証システム)」の申請を事前にしましょう。
ESTAの認証を取得していないと出国・入国以前に、飛行機へ搭乗できないのでご注意ください。
また、認証取得には日数がかかります。在日米国大使館と領事館のウェブサイトでは、少なくとも渡米日の72時間以上前にESTAの申請を推奨しています。取得後は2年間有効ですので、アメリカへの渡航が決まったら早めに取得しておきましょう。
ただし、パスポートが新しくなるとESTAは無効になります。先に新しいパスポートを取得してからESTAを申請するようにしましょう

※CGイメージ。実物と異なることがあります
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また2023年5月11日まで、ハワイに渡航する際には「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」(いわゆるワクチンパスポート)の提示が義務付けられていましたが、同年5月12日から証明書の提示は撤廃されています。
今回は、ハワイへの渡航を想定した、パスポートの取得方法をご紹介しました。旅行準備をしっかりして、初めての、または久しぶりのハワイを、ヒルトングランドバケーションズのリゾートでお過ごしください。

今回は、ハワイへの渡航を想定した、パスポートの取得方法をご紹介しました。旅行準備をしっかりして、初めての、または久しぶりのハワイを、ヒルトングランドバケーションズのリゾートでお過ごしください。
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