世界のリゾートで暮らすように過ごす
vol.04
もくじ
世界の有名リゾートを訪れ、「暮らすように旅をする」という過ごし方に精通するリゾートの達人にお話を伺いました。 今回は、1年を通じて穏やかな気候に恵まれるサンフランシスコならではの公園の楽しみ方と、ちょっと足を伸ばしてヨセミテ国立公園での休暇の過ごし方もご紹介いたします。
都会の喧噪を離れ、ゴールデンゲートパークでのんびり寛ぎのひととき
天気の良い日にはゴールデンゲートパークもおすすめです。東西約5㎞、南北約800mの広大な敷地内には、巨大な温室や植物園があり、日本庭園も楽しめます。都会の喧騒を離れてのんびりと散策が楽しめます。パーク内を走っている無料のシャトルサービスを利用して寛ぎのひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。
※ユニオンスクエアからゴールデンゲートパークまでは約8キロ、ミュニバスで30分ほどの距離です。
旅に出たら、その土地の美術館を訪ねてみるのも楽しみのひとつです。パーク内にある「デ・ヤング美術館」には、世界中から集められた美しい民族衣装やドレスが、なんと13,000点以上もあります。デ・ヤング美術館のテキスタイル・コレクションはアメリカ最大規模を誇っています。
de Young Museum http://deyoung.famsf.org/
開館日:火曜〜日曜(休館日:月曜、サンクスギビング、クリスマス)
開館時間:9:30 am〜5:15 pm
入館料:大人15ドル、65歳以上12ドル、学生(要身分証)6ドル、17歳以下:無料
※デ・ヤング美術館のチケット売り場でクリッパーカードやトランスファーチケットを見せれば、入場料が2ドル引きになります。
デ・ヤング美術館では、美術品の鑑賞だけでなく、館内にある展望台から見渡すサンフランシスコならではの眺望もぜひお楽しみください。緑樹と建造物が織り成すなだらかな丘陵地帯が目の前に広がり、開放感溢れる風景にしばし時間が経つのも忘れるほど。その他、彫刻の庭を散策したり、カフェでのティータイムもおすすめです。
すべてがフォトジェニックなヨセミテ国立公園へ
暮らすように旅をするサンフランシスコ。旅を市街地だけに留めず、サンフランシスコから足を伸ばし、1泊2日の大自然満喫の旅に出かけてみてはいかがでしょう。目的地は車で片道5時間のヨセミテ国立公園。そこには、大切に保存されている手つかずの大自然が残っています。少し遠くても行く価値は十分にある必見の場所です。
◇ヨセミテ国立公園 1泊2日おすすめプラン
1日目
ヨセミテ国立公園入園
トンネルビュー、ブライダルベール滝、エルキャピタン、氷河が削り取ってできたと言われるハーフドームなどを観光
2日目
5月〜10月/グレーシャーポイント観光
上記以外/バレーフロアー観光
※ヨセミテ公認ガイドによるツアーデスクが公園内に用意されています。
ヨセミテ国立公園に行くなら、時期は5月~10月がおすすめです。見逃せない絶景ポイントは、花崗岩でできた標高2,199メートルの断崖展望台「グレイシャーポイント」。グレイシャーポイントは、秋~春にかけて凍結のため閉鎖される、期間限定の絶景スポットです。
無数にあるトレイルを歩けば、ばったり野生動物に出くわすことも。かわいらしい草花にも癒されます。早春の雪解けで水量が増す落差400メートルを超えるヨセミテ滝も必見です。国立公園内のロッジに滞在し、早朝のさわやかな空気を胸にっぱいに吸い込むと、体中の細胞が喜んでいるのが感じられます。
街と自然がほどよい調和を見せるサンフランシスコ。都会すぎず田舎すぎずのバランスが心地よく、とても過ごしやすい街です。少し足を伸ばせば、ヨセミテ国立公園へも出かけられます。すべてをゆったり包み込む大らかな大自然に出会えることをテーマに、サンフランシスコで暮らすように旅をしましょう。
サンフランシスコの楽しみ方はこちらでもご紹介しています。
≫世界のリゾートで暮らすように過ごす Vol.3 坂と港の美しい街、サンフランシスコの楽しみ方」