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ホノルルマラソン

もくじ

12月初旬は、ハワイが一気に盛り上がるホノルルマラソンが開催されます。 初心者にやさしいマラソン大会といわれるだけあり、時間制限はなく、42.195kmを歩いてフィニッシュする人も多くいる大会です。参加しやすい10kmもあり、家族で参加したり、3世代で走ったりと参加者も思い思いのスタイルで楽しめます。 そして、ホノルルマラソンの楽しみはそれだけではありません。大会グッズが購入できたりスポーツ関連の企業が出展するエキスポのほか、前夜には参加者のためのパーティーも開催されています。 そんな、初心者が比較的参加しやすく、「記念にフルマラソンを走ってみたい」気分で走れるホノルルマラソンについてご紹介します。

■JALホノルルマラソン2019
フルマラソン/10K ラン&ウォーク:2019年12月8日(日)午前5時スタート

心臓病の予防とリハビリがきっかけで始まったマラソン大会だから、やさしい

今年で47回を迎えるホノルルマラソン。多くのマラソン大会で設定されている時間制限がないことから、初心者にやさしい大会として知られています。ホノルルの中心地を走るため道路規制も行われるのに、なぜ、時間制限がないのでしょうか。それは、この大会の成り立ちを知ればわかります。

大会が始まったのは1973年。医師による、「心臓病のリハビリと予防には、長距離をゆっくり走るフルマラソンがよい」という考えからスタートしたのがこの大会なのです。そのため、7歳以上という年齢制限以外の制限はナシ。ホノルルの街中を自分のペースで走ることができるのです。

ゆっくり走るには「景色も大事」ということなのか、フルマラソンのコースはアラモアナ公園前をスタートし、カピオラニ公園でフィニッシュ。途中、景観の良い海沿いや、オアフ島最大の観光地ともいえるダイヤモンドヘッドが含まれた風光明媚(ふうこうめいび)なコースです。

ただし、ダイヤモンドヘッドを走るため、高低差があるのでご注意を。一気に約35メートルの高低差を走る箇所が2ヶ所あり、2ヶ所目はゴール直前の40km前後にあるため自己最高記録を目指すには不向きなマラソン大会といえます。

走っても歩いてもOK。いろいろな参加方法があるから、楽しい

写真提供: <a href='https://www.flickr.com/photos/39551170@N02/32465370638' target='_blank'>Simon_sees</a>
写真提供: Simon_sees

ホノルルマラソンには42.195kmを走るフルマラソンのほかにも、10kmマラソンの「10kラン&ウォーク」、前日に開催されるイベントの様なマラソン「カラカウア メリーマイル」があります。この2つのコースは年齢制限もなく、6歳以下のさらに小さいお子様も参加が可能ですので、ファミリーにも人気です。

10kラン&ウォーク」は、フルマラソンと同様にアラモアナ公園前をスタートし、カピオラニ公園でフィニッシュします。最初から歩く人も多く、ときに立ち止まって記念撮影をしたりと、気軽に参加ができます。

特に、スタートがフルマラソンと同じ早朝5時と暗いので、周囲のダウンタウンのクリスマスイルミネーションが楽しめます。

また、走り終わるとメダルの記念品のほか、ハワイの名物スイーツ、マラサダなどがもらえます。こちらは揚げたて、絶品です!

「カラカウア メリーマイル」は、前日に開催されるもので、ホノルル動物園前のモンサラット通りをスタートし、途中折り返してクイーンズ・ビーチまでの1マイル(約1.6km)を走ります。1.6kmとお散歩のような距離であること、ワイキキのメイン通りであるカラカウア通りを走れること、フィニッシュ後のビーチではエンターテインメント系の催しが開催されることなどから人気のイベントです。なお、「カラカウア メリーマイル」は日本人枠が設定されており、1500名(先着順)となっています。

フルマラソンにも楽しめる参加方法があります。それが「チーム部門」。3名1チームで登録し、合計タイムを競うのです。全員男性、女性、混合のチームの性別と合計年齢によってカテゴリーで分けて、カテゴリーごとに上位3位まで入賞記念品が贈られます。

チームでおそろいのTシャツを着て参加すれば、気分もぐっと盛り上がります。

Point
エントリー方法はこちら
チーム部門についてはこちら

エキスポ、パーティー、打ち上げ花火。イベントいっぱいだから、盛り上がる

大きなマラソン大会では、開催前後のイベントも楽しみのひとつ。ホノルルマラソンにももちろん、各種イベントがあります。

まずは、「ホノルルマラソン・エキスポ」。2019年はハワイ・コンべンションセンター1階にて、12月5日~7日の3日間で開催が予定されています。大会記念グッズが販売されるほか、健康&スポーツ関連の企業がブースを出展。ステージでのショーなども予定されており、人気のイベントです。

次に、オフィシャルパーティーである「ホノルルマラソン アロハフライデーナイト」が前々日の夜に開催されます。こちらは事前申し込みが必要で、2200名(予定)の定員制となっていますが、マラソン走者ではない同行者なども参加ができるため、家族で楽しむことができます。

大会オフィシャルアーティストによるスペシャルライブをはじめ、ハワイアン音楽やフラなどのダンスのショー、各種料理などが振る舞われます。

そして、大会終了後の9日に行われる「フィニッシャーマンデー」。フルマラソンと「10kラン&ウォーク」を見事、完走した人だけが受け取ることができる「完走証」の受け取りができます。会場内では、この完走証をラミネート加工してくれるサービス(有料)もありますので、記念におすすめです。

なお、受け取る際には、走るときに付けていたナンバーカードが必要ですのでご注意ください。

会場では、優勝ランナーのサイン会やフラなどのショーも開催予定。大会記念グッズの販売や、年齢別やチーム部門の表彰などもありますので、こちらもぜひ。

海沿いの眺めの良いコースと2回の難所を超えるから、達成感がある

写真提供:Tom Pennington Getty Images for HONOLULU MARATHON
写真提供:Tom Pennington Getty Images for HONOLULU MARATHON

さて、肝心のホノルルマラソンそのものについて、です。

フルマラソン、10kラン&ウォークともに、朝の5時に花火とともにスタート。フルマラソンでは、ときに海沿いを走り抜けてダイヤモンドヘッドを目指します。

写真提供:Tom Pennington Getty Images for HONOLULU MARATHON
写真提供:Tom Pennington Getty Images for HONOLULU MARATHON

そこからハワイカイに向かい、折り返してカピオラニ公園でフィニッシュなのですが、このコースだと15km前後と後半の40km前後で2回、ダイヤモンドヘッドを通ることになります。

写真提供:Tom Pennington Getty Images for HONOLULU MARATHON
写真提供:Tom Pennington Getty Images for HONOLULU MARATHON

初心者にもやさしいといわれるホノルルマラソンの最大の難関、約35メートルの高低差です。特に後半は残りの体力も少なくなっているので、無理をせずに「歩いてもいいや」という気分で、ベストタイムではなく完走を目指しましょう。

初心者が気を付けたいことのひとつに持ち物があります。スタートの5時はまだ肌寒いうえ、1~2時間前にはスタート地点に集合していなければならないため、防寒対策が必要です。

家族など参加しない同行者がいれば預けることも可能ですが、参加者が多く混雑しているため、直前では渡せないことも。100円均一のレインコートなど使い捨てが可能なものを用意して、途中の給水所(エイドステーション)のごみ箱に捨てるのが良いでしょう。

そのほか、日中を走るため日よけとなるサングラスや帽子、フィニッシュ後に必要になるかもしれない少額のお金、手軽に栄養補給ができる食べ物、エイドステーションで補給した水分を入れられるウォーターボトルなどは用意しておきたいところです。

これらを斜め掛けできるポーチなどに入れて走ります。それらに加えて、音楽を聴いたり写真を撮ったりできるスマートフォンもあるとよいでしょう。

なお、栄養補給系の食べ物は、食べなれているものがあれば日本から持参するのがおススメですが、ハワイでもウォルマート、ターゲット、ランニングストア、エキスポなどで購入が可能です。

リゾートから徒歩5分。スタート地点に近いから、便利

前日までに、ナンバーカードをもらったら、あとは早めに寝てコンディションを整えるだけ。当日朝は2時、3時には行動開始ですので、万全な体調で臨みましょう。なお、ゼッケンを受け取るときにはナンバーカード引換票かパスポートが必要ですのでお忘れなく。

スタート地点となるアラモアナ公園までの移動は、ホノルル動物園から無料のシャトルバスがあります。

しかし、ヒルトンのリゾートからならば徒歩で移動ができるため楽々、安心です。

実際に、リゾートの宿泊者でホノルルマラソンへの参加が目的で訪れている方もいて、この時期になるとリゾート周辺をジョギングしているランナーの姿を多くみかけます。

ホノルルマラソンは、現地でなら前日までエントリーが可能です(12月5~7日の3日間。この期間は現地のみ可)。気になる方は、ぜひ、ホノルルマラソンデビューをしてみませんか。

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