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豊かなライフスタイルのそばにとっておきのバケーションを

ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ前に広がる海「カリア」の秘密

もくじ

ワイキキの街やダウンタウンを歩きながら、ハワイの歴史や文化を伝えるツアーガイドがハワイの昔と今をお届けします。

かつて王族の別荘地だったワイキキ。

Hawaii State Archives
Hawaii State Archives

世界中の人々を魅了するワイキキ。エメラルドグリーンに輝く遠浅の穏やかな海や、長く続く美しいビーチ。ショッピングやグルメに関しても注目のお店が集まり、活気に満ち溢れた街です。現在は数々のホテルや新しいモールが立ち並び、一見とても新しい街に見えるワイキキですが、実は深い歴史のある街なのです。
無人島だったハワイに、南半球のポリネシアの島々から移民がやってきた後、ハワイ各地に人々が移動していきました。ワイキキにコミュニティーが築かれたのが1400年代。人々はここで、主食のタロイモやバナナなどを栽培し、養魚池で魚を育てながら、自給自足の生活をのんびりと送っていました。後に、この地の自然の美しさや静けさが王族の目に留まり、王族の別荘地としても使われていた場所でもあります。

ヒルトンの前はかつて驚くほど豊かな漁場だった。

さて、ワイキキは地図で見ると海岸線に沿って横に長く広がっています。その西側、現在のヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾートの前に広がる美しい海は、「カリア」と名付けられています。かつてはこの場所に向かってピイナイオという川が流れ込んでいて、砂浜の代わりに大きなデルタ地帯が出来上がっていました。養分に富んだその水は海の生物にとって魅力的な場所で、たくさんの魚はもちろん、なんとタコ、カニ、エビ、さらにはロブスターまでもが住んでおり、網を投げ入れれば、毎回大量の魚介類が獲れるという、驚くほど豊かな漁場でした。

ここで育ったサーフィンの名手「デューク・カハナモク」。

このような豊かな海の幸に囲まれた地は、世界的に有名なデューク・カハナモクが育った場所。ワイキキの中心に、サーフボードを背にして両手を広げた、立派な銅像も建てられている人物です。その銅像の姿から、サーフィンの名手であったことは想像に難しくはありませんが、アメリカやオーストラリアにまでサーフィンを広め、「近代サーフィンの父」とも呼ばれて親しまれてきました。さらに、泳ぎの得意なデュークは、アメリカ代表の水泳選手として1912年から1924年の間に3度オリンピックに出場し、金メダル3個、銀メダル2個を獲得し、当時「世界一速いスイマー」として有名でした。
現在ヒルトン・ハワイアン・ビレッジのある場所は、かつてデュークの母方の親戚が代々集まり暮らしていた地域で、カリアの海は、8人のカハナモク兄弟達が泳ぎを覚えた所でもあります。

ワイキキビーチに立つ、デューク・カハナモク像
ワイキキビーチに立つ、デューク・カハナモク像

このように、豊かなカリアの海が広がり、デューク・カハナモクが育った場所でもあるこの地を散歩してみると、「カリア・ロード」、「カハナモク・ストリート」、デュークのミドルネームから「パオア・プレイス」と名付けられた道に出会えます。さらに、ヒルトンのホテル群の目の前には、「カハナモク・ラグーン」、そしてその先は「カハナモク・ビーチ」と、ハワイのアイコンともいえるデューク・カハナモクが過ごした歴史が、この地にしっかりと残されているのがわかります。皆さんも、その地の歴史となり、その道の名となった人々に思いを馳せながら、ワイキキを散歩してみてはいかがでしょうか。